玄米で簡単に納豆が作れる?! 「玄米納豆」

カテゴリー:納豆 投稿日:2018.01.11

以前、納豆は藁についている納豆菌を利用して作っていました。編集部では、安心安全な自作納豆を作るべく、手に入りにくい藁の代わりにビワの葉やススキの葉で作る納豆を紹介してきました。今回はもう少し手軽で作りやすい、玄米についている菌を使います。使う玄米はわずかで、糸引きも強烈な納豆が作れます。玄米ご飯を食べている方なら、少し余分に取っておけば簡単に作ることができます。

納豆は、脳卒中や心不全、認知症の予防にも効果があると言われる「葉酸」も含まれる食材(100gあたり120μg、成人は1日240μg摂取が推奨値)。お好みの豆で安心安全な納豆を作って、葉酸パワーを積極的に摂りましょう。

 

「玄米納豆」の作り方

大豆は茹であがると乾燥重量の約2.1倍の重さになります。玄米は乾燥大豆200gに対して小さじ1ですので、作る大豆の量に応じて調整してください。ただ、玄米が多すぎても出来上がりには影響ありません。

 

【材料】

・乾燥大豆:200g

・玄米:小さじ1

・水:60cc(玄米茹で用)

・内ザル付きの容器(100円ショップで購入可)

・電気アンカ1個または使い捨てカイロ2個

・保温用の布またはクーラーバッグ

豆を水浸しにしない容器として最適

 

【作り方】

1./乾燥大豆を洗い、たっぷりの水に浸けて戻す。この作業と同時に玄米を30分浸水させ、その水ごと鍋に入れて、弱火で沸騰しはじめてから5~7分茹で、水ごと保存容器に移して常温で一昼夜(24時間程度)放置し、納豆菌を繁殖させる。放置後、1粒食べてみて芯がないことを確認する。玄米は納豆に混ぜてそのまま食べるので、芯があると美味しくないし消化不良を起こすので注意。

茹でた玄米と水を一昼夜放置

 

2./一昼夜水で戻した大豆を圧力鍋で30分茹でる。指で簡単につぶれる程度になったらOK。

3./茹でた豆をザルにあけ、水を切ったら熱いままボウルに入れる。そこに一昼夜放置した玄米入り水をざっとかけ、まんべんなく混ぜて納豆菌が豆につくようにする。

玄米入り水と豆をよく混ぜる

 

4./よく混ぜたら、内ザル付き容器に2cm程度の高さまで3を入れ、発酵して出てくる水蒸気が豆に落ちないようにペーパータオルなどをかぶせる。その上から少し空気が出入りできるように隙間をあけてフタをする。

5./電気アンカか使い捨てカイロを用意し、大体40℃前後(触ってみて少し熱い程度)が保てるように1日程度保温する。

6./納豆菌が豆に回って白くなれば出来上がり。別の容器に移して2~3日冷蔵庫に入れ、落ち着かせると味が良くなる。糸引きが強烈で、臭みのない納豆が完成!

糸引き強烈!豆が連なってくるほど

 

ふっくらした豆がなんとも美味

 

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編集部
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