山形県置賜(おきたま)地域の伝統野菜「薄皮丸なす」。形は丸く、皮が薄く一口大の大きさ。一夜漬けにすると絶品のおいしさです。しかし、収量が少なく入手は困難なので、これからどんどん美味しくなる秋なすを使って再現してみました。身が引き締まり、皮が柔らかめの秋なすは今が旬。重石は不要、大きめのガラス瓶や漬け物容器があれば簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。
薄皮丸なす風漬け物の作り方
なすは鮮度が良く、なるべく皮が薄くて柔らかいものを選びます。また、変色するので色をきれいに仕上げるにはミョウバンが必須です。価格も手ごろなので、買っておくと便利です。
【材料】
・秋なす:5~6本
・青唐辛子または鷹の爪:1本
・出汁昆布:5~10cm(なくてもよい)
・塩:60g
・砂糖:120g
・水:900cc
・ミョウバン:小さじ1
鮮度抜群!ハリのある秋なす
【作り方】
1./なすは一口大の乱切りにして水に10分程度浸け、ザルにあげて水分を切っておく。
2./1をボウルに入れ、分量内の塩を少量をまぶして10分程度置く。
塩をまぶしてしんなりさせる
3./ボウルに水、塩、砂糖、ミョウバンを入れ、よく溶かす。
4./広口のガラス瓶や漬け物容器に2と唐辛子を入れ、3を注ぎ、なすが液から出ないように出汁昆布で蓋をする。ガラス瓶の場合は、口一杯まで3を注いでから昆布で蓋をする。重石は不要。
5./1~2日程度室温で漬ければ出来上がり。
瓶の口まで液を入れる
2日経過。見事な「茄子紺」に!
ツヤツヤで適度な歯ごたえ
(文責・編集部)