石垣市の公認ブランド「島の発酵食 石垣醸(かも)し堂」の商品発表と試食会が3月27日、石垣市役所で開かれた。本商品はかねてから小泉センセイ(東京農業大学名誉教授、当サイト総合監修)が理事長を務める発酵文化推進機構が協力して開発した。
商品は、島産ひとめぼれの黒麹を配合した「ブラックビネガー」、発酵した島とうがらしと黒麹を使った「黒ぴりっ辛」、パパイヤと黒麹の「黒麹まーさん」、「トマト醤油」、豚肉を使った醤油の「豚醤」の5つ。5月以降に順次、販売・提供していく予定だ。
新開発された発酵食品
市役所で行われた会見で小泉センセイは「100%石垣市のものを使っている。ブラックビネガーは日本にはないもので、石垣市のアピールになる。機構は今後も商品を育て、より良いものを作っていきたい」と全面支援を約束した。
市役所で説明する小泉センセイ
ちなみに小泉センセイは石垣市の「ゆばなうれ大使」も務めている。「ゆばなうれ」とは沖縄の言葉で「作物の豊穣を願う」という意味で、小泉センセイは石垣市の「経済大使」を担っている。
商品は「全国発酵のまちづくりネットワーク協議会」の全国発酵食品サミットに合わせ、日本橋の高島屋でも10月4日から1週間、加盟自治体とともに紹介、販売される予定。