こんにちは。発酵美容家のザイマリです。小泉センセイ(東京農大名誉教授・当メディア総合監修)の肌はいつもツルツルピカピカですが、お祖母様も若々しく肌がとっても綺麗で、子供ごころに不思議に思っていたそうです。
実家が福島の造り酒屋で、お祖母様はお酒を買いに来る女の人の手があかぎれやしもやけになっているのを見て“美人水”という化粧水を作り、大変喜ばれたそうです。
そんな小泉家に伝わる日本酒で作る発酵化粧水“美人水”のレシピを公開します。
【材料】200mlの容器使用
・日本酒(純米酒):160ml
・グリセリン:20ml
・ゆずの絞り汁:20ml
【作り方】
お酒、グリセリン、ゆずの絞り汁を8:1:1の割合で混ぜ合わせます。
※ゆずは種を入れると徐々にとろみがついてきて、さらに保湿効果アップ!
ゆずは種も入れると良い
グリセリンは化粧水の保湿成分でドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
冬場は常温、または冷蔵庫で1ヵ月保存可能ですが1瓶ごとに作ることをおすすめします。アルコールに弱い方は、肌にパッチテストをしてから使用してください。
日本酒作りの麹菌発酵過程で生みだされるコウジ酸は、シミやソバカスの原因となるメラニン色素を抑制する働きがあり、抗糖化作用もあることが明らかになっています。
また、日本酒に多く含まれるアミノ酸はなんとワインの10倍! アミノ酸は皮膚や髪の毛、爪を作り、また肌の天然保湿因子(NMF)の主成分で、肌を乾燥から防ぎみずみずしく保ってくれます。
日本酒にはアミノ酸が豊富
ゆずは美肌ビタミンのA、C、E(エース)を一挙にとれる優秀な果物で、香りのリラクゼーション効果もあります。
しかし、かんきつ類フルーツには紫外線で日焼けしやすくなる成分が含まれていますので、紫外線の少ない冬時期や夜の使用がおすすめです。
ゆずにはリラクゼーション効果も
〔参考:『食で日本一の孫育て虎の巻』(小泉武夫、マガジンハウス)〕
※あくまで個人的な感想であり効果・効能を示すものではありません。
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴12年。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐に渡り活動中。