岩手県内の酒造会社が仕込んだ日本酒の出来栄えを確認する「新酒鑑評会」が3月12日、岩手県工業技術センターで開催されました。東北6県の中では最初に開催されるため、今年の傾向などが注目された新酒鑑評会でしたが、「南部美人」大吟醸(株式会社南部美人・岩手県二戸市)が金賞を受賞しました。
南部美人大吟醸は、山田錦や岩手県二戸市産の特別栽培米「ぎんおとめ」の”特等”を半分以下まで磨きあげて仕込んだ淡麗な大吟醸で、ニューヨークの一流レストランなどでも提供されています。
「南部美人」5代目蔵元の久慈浩介氏は、今年のお酒について「今年は暖冬の影響もありいつも以上に米がとける年でしたが、何とかコントロールできてまとまりのあるお酒に仕上げることができました」と語っています。
なお、鑑評会では仙台国税局鑑定官室や東北6県の醸造の先生方が審査を担当し、吟醸・本醸造・純米吟醸など精米歩合や製法が異なる種類ごとに、香りや味などが評価されました。
【南部美人 大吟醸】
●価格:2,970円(720ml・税込み)
●原料米:二戸市産特別栽培米「ぎんおとめ」、山田錦、他
●精米歩合:40%
●仕込水:折爪馬仙峡伏流水(中硬水)
●酵母:ジョバンニ、他
●日本酒度:+5
●アルコール度数:16〜17度
●酸度:1.3
【問い合わせ】「南部美人」
岩手県二戸市福岡上町13
TEL:0195-23-3133(8時〜17時)
定休日:土(隔週)・日・祝日