小泉武夫・東京農業大学名誉教授が来る12月10日に母校の東京農業大学の「オープンカレッジ」で、「酒と食事に観る江戸の粋」と題して特別講座を行う。
「粋」とは、野暮に対して気持ちや身なりがさっぱりとあかぬけしていて、しかもちょっぴり色気を含んでいる。このような心の表現を食事や酒席にまで持ち込んだのは、世界の中で日本人だけ。平安時代に形づくられた貴族たちの粋な食と酒の世界は、その後、室町期を経て江戸時代に完成した。本講座では粋な酒席、粋な食事、そして江戸時代の人情本『春色梅児誉美(しゅんしょくうめごよみ)』にみる美男子丹次郎と深川芸者米八の人間模様のような粋な浪漫を語る。
「酒と食事に観る江戸の粋」
日程:12月10日(土曜日)13:00〜14:30
会場:東京農業大学世田谷キャンパス
受講料:1000円
定員:200人(対象は18歳以上)
※申し込みは東京農業大学エクステンションセンターに電話かWebで。
電話:03-5477-2562
Web:http://www.nodai.ac.jp/extension
※「東京農大エクス」で検索
定員になり次第締め切り。