そろそろさんまも旬の終わりになってきました。脂の乗ったさんまはおいしいものですが、いざ塩焼きを作ろうと思ったら、黒焦げになったり、きれいに焼き色が付かなかったことはありませんか?
塩焼きの魚にきれいな焼き色をつけるには、本みりんを使います。本みりんを塗って魚を焼くと、本みりんの糖分とアミノ酸が加熱されて、こんがりときつね色の焼き色が付きます。あとは時間を計って焼けば、外は香ばしく中はふっくらしたジューシーな塩焼きの完成です。
こんがりさんまの塩焼きの作り方
この時季の一番脂がのっているさんまを使って、魚焼きグリルで塩焼きを作ります。さんまの他に、いわしやあじなども本みりんを塗るときれいに焼けます。
【材料】
さんま、本みりん、水、塩
【作り方】
1./ボウルにさんまがかぶる程度の塩水(海水の濃さぐらい)を作り、さんまを入れて振り洗いする。この時、直接さんまには触らないように。ボウルなど容器を持ってゆするとよい。
2./ザルなどにさんまをあけ、もう一度さんまがかぶる程度の、新たな塩水(海水の濃さぐらい)を作ってさんまを入れ、3分程度置いておく。
3./2を再びザルなどにあけ、水をよく切る。時間があるときは、ザルごと冷蔵庫で数時間寝かせると塩味がさんまに染みておいしくなる。
4./さんまに、10倍に薄めた本みりんをハケやキッチンペーパーなどでまんべんなく塗る。
5./3分間余熱したグリルに4を入れ、両面焼きグリルなら強火で7分間加熱、片面焼きなら、強火で表5分、裏4分焼く。
6./焼き上がったら、取り出して皿の上で2分間ほど置き、余熱で火を通して出来上がり。
※焼き時間はさんまの場合の目安です。イワシやアジなどの魚の種類の違いや、グリルもそれぞれ違いますので、火加減や焼き時間を調整してください。またみりんはみりん風調味料ではなく、必ず本みりんを使用してください。