ブラジル人が家で毎日のように食べているもの。それはフェジョンである。フェジョンとは豆という意味。つまり豆の煮込みだ。
ブラジル人が煮込みに使うフェジョンは黒や赤のいんげん豆、白のそら豆などがあり、それぞれ地方によって使う豆が違う。
リオデジャネイロでは黒いいんげん豆の煮込みが一般的で、水で戻した豆とにんにく、月桂樹、少しの肉をいれて大鍋で作り、毎日のように食べている。
ちなみに、スペアリブや豚足、ソーセージなどをいれて作る贅沢版もあり(ブラジル料理店で食べたことがある人も多いはず)、これをフェジョアーダという。ブラジルでは、だいたい土曜日のお昼に食べる。
次の週末は、フェジョアーダに挑戦してみてはいかがだろうか。
●フェジョアーダの作り方
1./ブラジルの黒豆 3カップをたっぷり(1.5Lくらい)の水につけて一晩おく。
豆を一晩水につける
2./1の水は紫になるが、これはアントシアニンがたっぷり出ているもの。うまみになるので、この水のまま火にかける。塩大さじ1を入れて中火で30分ほど煮る。
色が出た水ごと煮る
3./みじん切りにした玉ねぎ1/2個、にんにく1かけ、適当な大きさに切ったベーコンブロック100グラムをフライパンで炒めて取り出す。次に塩とにんにくをすりこんだスペアリブと、生のソーセージをフライパンで炒める。
燻製の干し肉、ソーセージ、ベーコン、豚足など
4./黒豆にだいたい火が通ったら、ソーセージ以外の3と豚足を入れてさらに1時間ほど煮込む。肉が柔らかくなったら、ソーセージを入れて温める。(ソーセージは最初から入れると味が抜ける)
タイ米のご飯にかけて食べるとおいしい
5./ぱらぱらに炊き上げたご飯に4をかけて食べる。
Yoko