地元産のショウガを広く知ってもらって街の活性化につなげようと、千葉県八街(やちまた)市の八街商工会議所がジンジャーエールを発売しました。関係者は「生産量日本一を誇る落花生に続く特産品に育てたい」と期待をかけています。
売り出されたのは、「八街生姜(しょうが)ジンジャーエール」(1本250ml、税込み250円)です。
八街市のある北総台地では、明治時代に入植した農民たちが落花生やショウガの栽培を始め、現在では、国内でも有数の産地です。市内の飲食店では毎年秋になると、特産の新ショウガを使った「ジンジャーエールやちまた」を期間限定で提供しています。商工会議所の飲食業部会がつくったオリジナルのレシピをお店ごとにアレンジを加え、出しているそうです。
このジンジャーエールを季節を通じて楽しめるようにしようと、昨秋、このレシピを元にしたボトル入りのジンジャーエール2700本を試験的に生産して販売したところ、ふるさと納税の返礼品やネットでの販売で好評だったそうです。問い合わせも多く寄せられたことから、今年6月、1万本を追加生産しました。
ショウガのしっかりとした辛みと炭酸の刺激に加えて、さわやかな甘みが広がる味で、そのまま飲んでもよし、焼酎やウオッカなどで割って飲むのもお勧めだそうです。商工会議所では、近く企業組合を立ち上げて本格生産に取り組む計画を進めています。
商工会議所の担当者は「八街のショウガをもっと知ってもらって、街の活性化につなげていきたい」と話しています。八街市の特産品の販売サイト(http://store.shopping.yahoo.co.jp/botch/y-g10.html)からでも購入できます。問い合わせは同会議所(043-443-3021)へ。