新茶の季節。お茶を使ったコーラを佐賀県武雄市の製茶園などが開発し、販売しています。普通のコーラとは違う、鮮やかなお茶の色。ピリッとしたコーラの刺激に、ほのかに漂うお茶の香りが注目を集めているそうです。
お茶のコーラ「うれしのチャコーラ」は、佐賀県武雄市の原製茶園が県内の飲料メーカーと共同で開発しました。使っているのは武雄市に隣接する嬉野(うれしの)市の名産の一番茶。夏冬の気温の差が大きいことが、おいしいお茶を生み出すそうです。
「子どもの頃からお茶の次にコーラが好き」という同社の原英郎(ひでろう)社長(48)が一昨年、地元名産のお茶を使ったインパクトのある商品を作ろうと、お茶を使ったコーラの開発を思いつきました。色は普通のコーラの黒ではなく、お茶の緑に、味は子どもからお年寄りまでが楽しめるように、炭酸は控えめに、お茶の渋みを抑えた香りにしたそうです。
ラベルは、大きく「茶」と書かれたのれんの下に「湯上がりに うれしのチャコーラ」。「美肌の湯」として知られる嬉野温泉をアピールしているとのこと。原社長は「お茶の名産地で名湯もある嬉野市を広く知ってもらうきっかけになれば」と話しています。
1本245mlで、270円(税別)。同社や嬉野温泉などで販売しています。問い合わせは原製茶園(0120-28-2055)へ。