鳥取の郷土料理「するめいかの麹漬け」
するめいかの一夜干しを使って作る麹漬けは、鳥取県の郷土料理です。イカの漬物といえばイカの塩辛が有名ですが、塩辛は生イカを使います。しかしこの「するめいかの麹漬け」は生イカではなく、一夜干ししたするめいかを使うことが特徴です。冷たい海風で干したイカは1日で乾燥し、適度な塩気と甘みを含みます。それを麹と調味液で漬け込むと旨味が凝縮されて、日本酒のお供として最高の一品になるのです。
市販のスルメを使って作ってみた!
そうは言っても、なかなか日常生活で「するめいかの麹漬け」は手に入りません。そこで編集部では市販のスルメを使って、オリジナルの塩麹漬けを作ってみました。
●スルメの塩麹漬けの作り方
【材料】
・細切りされたスルメ:1枚分
※普通のスルメを細く切っても良い
・塩麹:大さじ2杯程度
・酒と砂糖を混ぜて煮切ったもの:塩麹の2倍量程度
・唐辛子:適宜
【作り方】
1./器に材料を全て入れて、よく混ぜ合わせる。
2./ビンなどの保存容器に入れて、冷蔵庫で10日程度寝かせる。
3./保存中は1日に1回程度かき混ぜる。
4./スルメが生いかのように柔らかくなったら出来上がり。
塩麹で漬けたスルメはただのスルメよりも味わい深く、食べ始めたら止まりません!日本酒のお供にももちろん合いますが、ホカホカのごはんに乗せて食べても絶品です。出来上がるまでに少々時間はかかりますが、基本的には混ぜるだけで大した手間はかかりません。日頃なかなか出会えない山陰地方の郷土料理を、ご自宅で簡単に作ってみてはいかがでしょう。