生産量日本一を誇る畑(はた)わさびを広く知ってもらおうと、岩手県岩泉町が畑わさびを使ったオリーブオイルソースを売り出しました。さわやかな辛みと細かく刻んだわさびの茎のシャキシャキした食感は、パスタのソースにもよし、ステーキや魚料理との相性も抜群だそうです。
町の第3セクター、岩泉産業開発が4月下旬に販売を始めたのは、「いわいずみ畑わさびオリーブオイルソース」(90g・税込み756円)。プレーンとニンニク入りの2種類で、プレーンはマヨネーズとゆで卵と合わせてタルタルソースに、ニンニク入りはそのままパスタのソースにも、しょうゆと混ぜてステーキなどのソースにもぴったりだそうです。
ローストビーフのソースにもよい
面積の9割を森林が占める同町では、豊かな水源を生かし、冷涼な山間部で畑わさびの生産が盛んです。これまでわさびチューブやわさびドレッシングなど畑わさびを使った商品を販売してきましたが、今回、若い人々にも手に取ってもらえる商品をつくろうと、3年ほどかけて開発したそうです。同社の担当者は「畑わさび生産量日本一なのに、これまで知名度がいま一つ浸透していなかった。新商品を広く知ってもらって、町をもりあげていければ」と話しています。
道の駅いわいずみ、道の駅三田貝分校などのほか、同社のウェブサイト(http://www.ryusendo-water.com/)からでも購入できます。問い合わせは岩泉産業開発(0194-22-4432)へ。