
沖縄の郷土料理「そうめんチャンブルー」のそうめんを緑豆春雨に置き換えて作ります。
そうめんと春雨。カロリーはそれほど違いませんが、ゆでるとそうめんは元の約2.7倍、春雨は約4倍。つまり食べる量としては、春雨のほうが少量でよいため、低カロリーになるのです。
また最近では、GI値(グリセミックインデックス)が低い、すなわち食後の血糖値上昇が低いことでも注目を集めています。
暑い時季にふさわしい沖縄料理を、よりヘルシーに味わってください。
緑豆春雨チャンブルーの作り方
緑豆春雨をもどす時間は、包装の指定に従ってください。もどし過ぎると、柔らかくなり、歯ごたえが弱くなるので、ご注意ください。
【材料】
・緑豆春雨:70g
・豚コマ肉:120g
・ニンジン:50g
・タマネギ:70g
・モヤシ:100g
・卵:2個
・サラダ油:大さじ1
・酒:大さじ1
・だし汁(めんつゆを指定の割合で希釈してもよい):50ml
【作り方】
1./湯(分量外)を沸かし、春雨を指定の時間ゆでる。
2./1の工程の間に、野菜を準備する。ニンジンをタテ5センチ×ヨコ5ミリほどの短冊切りにする。タマネギは5ミリほどの薄切り、モヤシは水洗いしておく。
野菜を準備する
3./1の春雨がゆであがったら、ザルにあげ、水洗いする。ザルを振って水気をとばし、器に重ねて置いておく。
春雨の水気をきる
4./フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、豚コマ肉を炒める。豚コマ肉の表面の色が変わったら、2で用意したニンジン、タマネギ、モヤシも入れて炒める。炒めている間に、卵を溶いておく。
5./豚コマ肉と野菜に十分火が通ったら、溶き卵を入れて、さっと混ぜる。
卵はさっと火を通すくらいに
6./3の春雨を入れて、混ぜながら火を通す。
春雨と混ぜ炒める
7./酒とだし汁(めんつゆでもよい)を入れて、水分がなくなるまで、混ぜながら炒める。
沖縄の郷土料理を春雨アレンジで
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。