沖縄県南大東島のグルメは? という質問に必ず返ってくるのが「大東そば」と「大東寿司」です。大東寿司は最近、特に人気が高く、沖縄本島でも限定販売であっという間に売り切れるほどの名物になっています。
大東寿司は、もともとは八丈島から伝わったとも言われており、醤油ベースのタレに魚を漬け込み、甘めの酢飯で握った味わい深い歴史ある島寿司で、かなり甘めのシャリにわさびでなく和からしをつけていただくのが特徴です。
「大東寿司」の作り方
大東寿司に使う魚は、サワラや黒皮カジキですが、今回は入手しやすい鯛で作ります。魚は何でもOKですが、できれば白身でしっかりした身の魚が向いています。できるだけ身は薄く切るとより大東寿司に近くなります。
【材料】
・刺身用鯛:サクで10cm程度
・醤油:50ml
・日本酒:25ml
・本味醂:10ml
・炊き立てのご飯:2合分
・酢:60ml
・砂糖:大さじ2
・和からし:適量
【作り方】
1./鍋に日本酒、本味醂を入れて煮立てアルコールを飛ばして火を止める。そこに醤油を入れて冷やしておく。
2./鯛のサクをできるだけ薄く切り身にする。刺身になっているものでも代用可。
できるだけ薄く切る
3./2を1に入れて1時間以上漬け込む。漬け込み終わったらザルにとって漬け汁をよく切っておく。
1時間以上しっかり漬け込む
4./酢に砂糖を入れてよく溶かしてから、炊き立てのご飯に混ぜて仰ぎながら寿司飯を作る。
5./4をにぎりの大きさ(30~40g程度)に握り、からしを塗ってから3をのせて形を整えて出来上がり。
甘めの酢飯に鯛のヅケがよく合う
(文責・編集部)
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
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