小泉センセイの故郷、福島県の郷土料理に本乾(ほんかん/カラカラに乾いたもの)の身欠きにしんの山椒漬けがあります。専用の「にしん鉢」という焼き物の鉢もあるほどで、古くから親しまれています。センセイは子どもの頃から身欠きにしんが大好物。今回、本乾の身欠きにしんを入手できたので、さっそく作ってみました。
身欠きにしんの山椒漬けの作り方
本乾の身欠きにしんはカチカチで皮も硬く、そのまま食べるには皮をむいて小さく切らなければなりません。しかし、この山椒漬けは漬け汁で適度に柔らかくなり、山椒の香りもついて生臭みもなく、上品な美味しさです。
【材料】
・身欠きにしん:4~5本
・醤油:1カップ
・日本酒:1カップ
・酢:1/2カップ
・砂糖:大さじ1
・山椒の葉:50g程度
カチカチの本乾身欠きにしんと山椒
【作り方】
1./醤油、日本酒、酢、砂糖を合わせてよく混ぜておく。
2./容器に入るサイズに身欠きにしんを切り、山椒の葉を敷いた上に置く。
3./2の上から山椒の葉をたっぷりのせて1をかけ、小皿などで重石をして冷蔵庫で1週間程度漬け込んで出来上がり。
山椒の葉の上ににしんを置く
小皿などで重石をする
1週間後。漬け汁がなくなっている
漬け汁がしみ込んだ身欠きにしんは、適度に柔らかくなって簡単に切れるようになります。ご飯のお供に、日本酒のアテに最高です。軽くあぶっても美味です。
一口大に切って召し上がれ