スコーンと言うとおいしいけれど水分が持っていかれるとよく言われます。酵母で作るスコーンは焼いた当日はもちろん翌日もサックと美味しく仕上がります。今回は米粉も入れて口溶けよい生地になりましたので、ぜひお試しください。
【材料】
・薄力粉:100g
・米粉:100g
・ドライイースト:4g+(砂糖一つまみ)+(酵母をおこすぬるま湯20ml)
・グラニュー糖:16g
・塩:2g
・無塩バター:60g(冷蔵庫で冷やしておく)
・全卵:46g(全卵の残りの分は焼成時、生地に塗る)
・牛乳:14g
有塩バターの場合塩を1g
・ドライイチジク:15g
・ドライクランベリー:15g
・クリームチーズ:40g
お好みのフルーツでOK
【作り方】
1./カップにドライイーストと砂糖ひとつまみ、30度以下のぬるま湯を入れて30分置いて酵母をおこす(薄力粉のグルテンは少なく米粉にはグルテンが含まれないため、酵母の働きを活発にするのにひとつまみの糖分を加える)
2./ドライイチジクとドライクランベリーは汚れや油分を落とすため湯洗いをして水分を拭いておく。
3./ボウルに薄力粉・米粉・グラニュー糖・塩を入れてカードで混ぜる。
4./3とは別のボウルにバターを入れてカードで細かく刻む。
5./刻んだバターに3で合わせた粉類を入れて、手ですり混ぜる(20秒位)
6./5に酵母・牛乳・卵を加えカードで切り混ぜる。生地が黄色くなったら2回ほど手のひらで押さえて台に出す。
多少粉気が残って良い
7./生地を2等分にする。
8./それぞれ12cm×15cmに生地を広げ、イチジクとクリームチーズ・クランベリーとクリームチーズをのせる。
具材はバランス良く
9./具材をのせた生地を半分におり、カードで半分に切り上にのせる。
10./生地をふんわりとラップで包む。
発酵するのでふんわりと
11./室温で35分発酵させる。
12./冷凍庫で25分寝かせる。
13./4等分に切り天板にのせて、卵を塗って210°のオーブンで15分焼く(オーブンの機種によって焼き時間が違うので焦がさないように様子を見ながら時間・温度を調節する)
14./冷めても口溶けの良いスコーンの出来上がり。
何もつけずに召し上がれ
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。