桜の花をお料理に使うと、食卓が一気に春めきます。カブの桜漬けを作ってみませんか。
見て美しい桜ですが、なんとビタミンAやEが含まれ、デトックス効果が期待できる健康食だそうです。カブは年に2回、春と秋に旬を迎え、春ものは柔らかくみずみずしいので、ぜひ生でいただきましょう。緑黄色野菜である葉っぱも入れます。
カブの桜漬けの作り方
カブの切り方は、横向きに切るとシャキシャキ感が残るため、生で食べる料理に適しています。煮物にする場合はタテに切ってください。
ひと晩放置して、調味液を染みさせますが、気温の高い時は冷蔵庫に置いてください。
【材料】
・カブの実:(皮をむいた正味)250g
・カブの葉:50g
・桜花の塩漬け:30g
・酢(あればリンゴ酢):小さじ2
・砂糖:小さじ1
【作り方】
1./カブは茎の付け根から切り落とし、薄く皮をむく。茎のあった面を下にして、タテ半分に切る。幅5ミリほどの横の薄切りにする。葉は細かく切っておく。
カブの実と葉を切って用意する
2./桜花の塩漬けは、数輪が固まっている場合は、一輪ずつはがす。ザルに桜を入れ、水をはったボウルの中で数回振って、余分な塩を落とす。
桜の余分な塩を流す
3./保存袋に1のカブの実と葉、2の桜花、酢、砂糖を入れて混ぜる。軽く力を加えてもむようにしながら混ぜて、カブと桜が混ざり、調味液が全体に行き渡るようにする。
全部を混ぜ合わせる
4./保存袋の空気を抜いて口を閉じる。ひと晩置いておく。
食卓に春を演出する「桜漬け」
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
文庫版サイズ(厚さ1.2×横10.5×縦14.8cm)
304頁
定価:本体1,800円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-43-7
◎入手方法
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