刺身が食べきれずに残ってしまう場合があります。すでに切り身になっているので色も変わってしまうし、翌日だとなんとなく生臭い…というときにおすすめなのが、「かえし」で漬ける漬け丼です。「かえし」はそばやうどんのつゆ、煮物などに使いますが、漬けに使うと塩味もまろやかでほんのり甘みもあり、大変おいしく漬け上がります。
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すりごま漬け丼の作り方
漬け汁の「かえし」にはすりごまを入れてコクを出します。かえしは作っておくと何にでも使えて、非常に便利です。簡単なので、ぜひ作り置きしてみてください。
また、寿司飯でも普通のご飯でもおいしくいただけます。
【材料】
・刺身の残り:1人前程度
・かえし:刺身が浸かる程度
・すりごま:大さじ1/2
・ごはん:適量
・焼き海苔:1/2枚
・きゅうり:1/4本程度(なくてもOK)
・卵黄:1個分
・あさつきや青紫蘇:適宜
●かえしがない場合
・醤油と本味醂と砂糖:10:2:1.5
・出汁昆布:5cm程度
【作り方】
1./かえしがない場合の漬け汁を作る。鍋に本味醂と出汁昆布を入れて熱し、アルコールを飛ばしてから砂糖を入れて溶かし、醤油を注いで沸騰前まで静かに沸かして火を止めて冷ましておく。1日経つと味がまろやかになるので、使う前日に作っておくとよい。
2./刺身の残りを用意する。
鯛の松笠づくりとブリ
3./1にすりごまを入れ、そこに2を漬ける。1時間程度漬けておけばよい。翌日食べる場合は引き揚げて水分を切り、保存容器に入れて保存しておく。
漬け汁を用意
刺身を漬ける
4./焼き海苔をちぎり、きゅうりは千切りにしてから丼に盛ったご飯にのせる。
海苔ときゅうりをのせる
5./3を盛り付けて、中心に卵黄を静かに落とし、あればあさつきや青紫蘇を散らして出来上がり。
白ごまのコクで旨味増加
(文責・編集部)
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