酸っぱさを手なづけるその15 梅ドレッシングの豆腐ボウル

カテゴリー:レシピ 投稿日:2023.07.19

梅雨明けもそこまで、自家製梅干しを作られている方は、そろそろ仕上がる頃でしょうか。今回は、梅干しを使ったドレッシングをご紹介いたします。
ポイントは、梅干しの酸っぱさに、醸造酢を重ねることです。梅干しという果実から生まれた酸っぱさと、発酵のちからで美味しくなった酸っぱさの醸造酢を合わせることで、お互いが引き立て合うことで生まれるコクと深みのある酸っぱさへと進化させます。

 

梅ドレッシングの豆腐ボウルの作り方

【材料】(2人分)
・豆腐:1丁
・カーリーケール:1~2枚
・大葉:4枚
・白胡麻:適量
・梅干し(小梅):5~6個
・ベースとなるドレッシング:大さじ4

 

ベースとなるドレッシング(作りやすい分量)
・EXVオリーヴオイル:120ml
・リンゴ酢:大さじ1
・米酢:大さじ1
・塩:小さじ1/2強
・胡椒:適量
・砂糖:小さじ1
・マスタード:小さじ1

 

【作り方】
1./カーリーケールを洗い、余分な水分をぬぐい、一口サイズにちぎる。

2./大葉を洗い、細切りにし、さっと流水に通し、ざるにあげる。

3./梅干しの種を除き、果肉を叩き、梅肉にする(梅肉で約小さじ1・1/2)。

なるべく種に果肉が残らないように

 

4./ベースとなるドレッシングを用意する。ボウルに、りんご酢・米酢・塩、胡椒を入れ、よく混ぜる。

すこし大きめのボウルが作りやすい

 

5./4のボウルに砂糖とマスタードを混ぜ合わせ、続いてEXVオリーヴオイルをすこしずつ入れ、全量をしっかりなじませる。

泡立て器で混ぜると、混ぜやすい

 

6./5のドレッシング大さじ4と3の梅肉を混ぜ合わせる。

きれいな赤色にそまる梅ドレッシング

 

7./器に、1のカーリーケールと、豆腐を一口大サイズにスプーンですくいながらバランスよく盛りつけ、仕上げに2の大葉と白胡麻を散らし、6の梅ドレッシングをかけたら出来上がり。

梅ドレッシングを絡ませながら食べる

 

梅から生まれた酸っぱさと、醸造酢のコクのある酸っぱさが、淡麗な旨みの豆腐を引き立てます。
また、香りもさわやかで、葉先がカールした形状のカーリーケールは、梅ドレッシングをしっかりと受けとめ、器の底に梅ドレッシングが流れてしまうことも少なく、あますことなくいただけるので豆腐に最適。火を使わず、ささっと作れ、食べごたえもある冷たい主菜。ぜひ暑い夏のお役に立てますように。

 

(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)

 

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この記事を書いた人

編集部
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