江戸時代の夏の酒の楽しみ「柳蔭」

カテゴリー:酒 投稿日:2023.06.26

本味醂には、デンプンが分解されてブドウ糖に代わった糖分の甘味、米のタンパク質が出すアミノ酸やコハク酸などの旨味など、何とも言えない複雑で深い味わいがあります。
江戸時代、この本味醂を米焼酎と半々に割った飲み物がありました。京・大坂では「柳蔭(やなぎかげ)」、江戸では「本直し」と呼ばれ、夏に冷やして飲む「粋な酒」として人気でした。
本味醂だけでは少々甘すぎると感じる方も、切れ味の良い焼酎で割ることで本味醂の深い味わいを持ちつつ、すっきりと飲むことができます。食前酒にどうぞ。

 

「柳蔭・本直し」の作り方
味醂は必ず本味醂を使用してください。焼酎は米焼酎が基本ですが、お好みでいろいろな焼酎でお試しください。基本の割合は5:5ですが、お好みで割合を変えて飲んでみるのも楽しいものです。

 

【材料】
・本味醂と米焼酎:5:5(お好みで割合を変えてもOK)

 

【作り方】
1./本味醂と米焼酎を混ぜ、冷蔵庫でキンと冷やして出来上がり。

ほんのり甘くてスッキリ

 

(文責・編集部)

 

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