桜が咲き、温かい春の日にも花冷えのする日がありますね。そんな日には、酒粕がほんのり美味しいおぜんざいで、ほっこりとあたたまるおやつはいかがでしょうか。
小豆をコトコト煮て、最後の甘みをつける前に酒粕を溶かし入れます。酒粕のふくよかな香りを楽しみながら、焼いたお餅を入れて召し上がれ!
【材料】
・小豆:250g
・甜菜糖(てんさいとう):150g(あっさりした甘み)~お好みで250g
・酒粕:50g
・塩:ひとつまみ
・餅:適量
いつものおぜんざいに酒粕を
【作り方】
1./小豆は、水で洗い鍋に入れる、たっぷりの水を加えてから中火にかける。
たっぷりの水で茹でる
2./鍋が沸騰したら弱火にして、そのまま5分煮る。5分経ったら、火を止めて蓋をして30分ほど蒸らす。30分後に、小豆をざるにあげて汁気を切る。煮汁は捨てる。これで渋抜きができる。
5分煮たら火を止めて蓋をする
3./2で渋抜きした小豆を鍋に入れ、水1200mlを加えて中火にかける。沸いたらアクが出ることがあるので、すくい取る。火加減を弱火にして、蓋をして40分~50分煮る。小豆の大きさや品種、新豆か古い豆かなどの違いで差があるので、柔らかくなっているか確認をする。芯まで柔らかくなっていれば、火を止めて蓋をして30分蒸らす。
アクが出るので取る
アクを取ったら弱火で煮る
4./3で蒸らした鍋の煮汁を100mlほど取り、酒粕を加えてホイッパーなどで混ぜる。柔らかくペースト状になったら、鍋に加える。
酒粕をペースト状に
5./4に砂糖を加え、甘味を引き締めるために塩をひとつまみ加えてよく混ぜる。砂糖と小豆をなじませるために火にかけて、弱火で5~6分ほど煮てできあがり!
砂糖と小豆がなじむ
6./好みで餅を焼いて、器に盛ってめしあがれ!
餅の他、白玉なども美味しい
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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