香りと辛み! 山椒の葉っぱで作る「木の芽の酒粕漬け」

カテゴリー:漬物, 発酵食品全般 投稿日:2021.05.03

「わさび漬け」は酒粕にわさびを漬け込んだものですが、わさびの代わりに山椒の葉っぱを使ってみたところ、とても爽やかな一品になりました。
山椒のビリリとする辛みの素はサンショオールという成分で、肩こりなどの神経痛をやわらげてくれるといわれています。独特の香り成分はシトロネラールで、消炎作用や食中毒の予防に効果があるとされています。そのほかにもデトックスや免疫力アップが期待できます。
実だけでなく葉っぱも美味しくいただきましょう。

 

木の芽の酒粕漬けの作り方
材料のすべてを、しっかり練り合わせるだけですので、簡単に作れます。冷蔵庫でひと月程度、冷凍なら半年は保存できます。

 

【材料】
・山椒の葉:10g
・酒粕:100g
・白みそ:小さじ1/2
・砂糖:大さじ1
・みりん:大さじ2
・酒:大さじ2

 

【作り方】
1./柔らかい葉はそのまま使用する。硬い場合、軸を取って小さい葉っぱだけにして、さっと湯通しする。

硬い葉は軸を取る

 

2./すり鉢に、1の葉を入れ、すりつぶす。

葉の繊維をつぶしながら

 

3./酒粕、白みそ、砂糖、みりん、酒を入れて、練る。すり鉢の溝にたまった葉を箸や串などで取りながら、酒粕に混ぜていく。

味むらのないよう、しっかり練る

 

4./容器に入れて冷蔵庫で1日以上、寝かせる。

そのまま食べてもよし、カマボコに添えたり、お茶漬けにするのも美味しくいただけます。

見た目にも新緑の爽やかさ

 

相性の良いカマボコと

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。

 

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編集部
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