「体に良いものを食べている」と実感できる時って、なんだか自分にイエス!と言えるような、前向きな気持ちになりませんか。
今回は、季節の変わり目にぜひ摂り入れたいレシピです。レンコンのビタミンCは疲労回復や風邪予防、タマネギの硫化アリルは血流促進、豆乳のイソフラボンは骨の健康維持、紅茶と発酵バターは整腸作用に効果があるといわれています。もちろん食べ過ぎはNGですよ。
さあ、春を迎える準備をしましょう。
紅茶と豆乳のレンコンポタージュの作り方
レンコンに含まれる栄養素のビタミンC、カリウム、タンニンなどは水溶性ですので、水にさらすのは短時間にします。
タマネギは、スープやサラダの場合には横に切る(繊維に垂直)と火が通りやすく、辛味がやわらぎます。ちなみに炒め物などシャキシャキの食感を残したい場合は、繊維に沿って縦に切るのがおススメです。
【材料】
・レンコン:(薄切りの正味)100g
・タマネギ:(薄切りの正味)50g
・バター(できれば発酵バター):10g
・紅茶:150ml
・豆乳:150ml
・ブイヨン:固形1個(4g)
・塩:少々
・こしょう:少々
【作り方】
1./レンコンは皮をむいて薄切りにする。大きいようなら半分の薄切りに。水にさらして、変色するのを防ぐ。タマネギは横に薄切りにする。
タマネギは横に薄切り
2./鍋にバターを入れて火にかける。1のレンコンとタマネギを入れて弱火で炒める。レンコンとタマネギがしんなりして透明になるまで。
3./紅茶とブイヨンを入れる。ブイヨンを煮溶かす。
弱火でブイヨンを煮溶かす
4./ミキサーかフードプロセッサーに入れて撹拌する。
5./鍋に戻し、豆乳を加えて温める。塩とこしょうで味を調える。
鍋の底から混ぜて温める
●フードブロセッサーで時短にする作り方
工程4までフードプロセッサーを使って、時間を大幅に短縮。忙しいときに重宝な方法です。レンコンを水にさらさず、すぐに調理するので水溶性の栄養を逃さない点もグッド。
ただ、タマネギを炒めて甘みを引き出す過程を省略しているため、甘みを含んだ深い味わいというよりもさっぱりした仕上がりになります。タマネギのツンとした辛味は豆乳を煮ている間にやわらぎます。
塩は少な目にしてください。
【作り方】
1./薄切りしたレンコンとタマネギを、フードプロセッサーで粒状になるまで撹拌する。
粒々が残ってかまわない
2./紅茶、ブイヨン、バターを足して、スープ状になるまで撹拌する。
スープ状にする
3./鍋に入れ、豆乳を加えて温める。塩とこしょうで味を調える。塩は少な目でよい。
紅茶と豆乳もベストマッチ
福田恭子/発酵食品ソムリエ。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。
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