冬になると白菜の漬物を漬ける、という方も少なくないと思います。そんな白菜漬けも時間を置くと酸っぱくなってしまいます。そんな時こそ台湾風の「酸菜鍋(さんさいなべ=スヮンツァイ)」を作るチャンスです。酸っぱくなった古漬けの酸味をアクセントに、あとはお好きな具材で仕込むだけ。古漬けが酸っぱいほど美味しくできる、乳酸発酵の旨味が凝縮された不思議な鍋です。
「酸菜鍋」の作り方
まず古漬けの味を見て、極端に塩辛くないようなら洗わずにそのまま、搾(しぼ)らずにザクザクと切って鍋に投入します。乳酸発酵による酸味と旨味が入った漬け汁ごといただくようにします。
【材料】(2人前)
・白菜漬け:1/4株
・出汁昆布:5cm程度
・水:鍋に具材を入れてひたひたになる程度
・もやし、長ネギ、きのこ、豚肉、油揚げ、豆腐など
・鷹の爪:1本
・日本酒:大さじ2
・塩:適量
【作り方】
1./白菜の古漬けは、極端に塩辛くなければ洗わず、漬け汁を搾らないで一口大に切る。
酸っぱい古漬け白菜
2./他の具材を切る。
3./鍋の下に出汁昆布を敷き、その上に1と2、鷹の爪を入れてから水をひたひたになるまで注ぐ。
具材を鍋に入れる
4./鍋を火にかけて10分位煮たところで、日本酒を入れ鍋汁の味を見る。白菜漬けの塩気が汁に出ているので、多少塩味がする。その味を見て塩を足す。
5./具材に火が通ったら弱火で煮ながらいただく。
体が温まる発酵鍋
(文責・編集部)
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