幸せホルモン!南フランスから北イタリアの「チーズフリット」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2022.11.29

どんどん寒くなるし、夕方早くから暗くなるし、葉っぱは散る散る……もの寂しく感じていらっしゃいませんか?
こんな時は、幸せホルモンを補充しましょう。幸せホルモンとは脳内物質の一つで、神経を安定させて幸せを感じる働きを持つとされています。
ずばり、乳製品を食べるべし。乳製品に含まれるトリプトファンというアミノ酸が「幸せホルモン」の代名詞になっているセロトニンに変化してくれるのです。トリプトファンは体内で生成できないので、食事から摂るしかありません。
そこで今回は、カマンベールチーズを牛乳でといた衣で包んだ揚げ物をご紹介します。フランス南部から北イタリア地方の郷土料理。冬の到来を前に、新酒のワインで食べるのが定番なのも、うなずけますね。

 

チーズフリットの作り方
フランスやイタリアでは、どーんと丸ごとのカマンベールチーズを使います。日本とは段違いの大きさでお皿いっぱいに供されると、ちょっと引いてしまいます。ここは日本ですので、6つほどに切って料理しましょう。

 

【材料】
・カマンベールチーズ:1個(90gの物を使用)
・薄力粉:大さじ2
・牛乳:小さじ4
・ベーキングパウダー:小さじ1/4
・油(揚げ用):適量

 

【作り方】
1. /カマンベールチーズを6等分する。

6等分する

 

2./ボウルにふるった薄力粉、ベーキングパウダー、牛乳を入れ、よく混ぜる。
3./2のボウルに1のチーズを入れて、衣をからめる。

チーズに衣をからめる

 

4./小鍋に油を入れ、180度まで加熱する。油の量は、チーズがすっぽり浸かるほどにする。180度の目安は、菜箸を入れた時に多量の泡が勢いよくあがる状態。

180度で揚げる

 

5./チーズの全面がきつね色になるまで揚げる。揚げすぎると爆発したり、チーズが流れ出したりするので注意する。お皿にとり、パセリなどを添えて、出来上がり。

きつね色に揚げる

 

割るとチーズがとろ~り

 

● 南フランスや北イタリア風「ホールのチーズフリット」
メインディッシュに使える一品です。作り方は同じ。食べるときに熱いチーズでやけどしないようにご注意ください。添え野菜はお好みの物を(写真は、パセリとゆでニンジン)。

食べごたえのある本場風チーズフリット

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵食品ソムリエの資格を取得。

 

発酵手帳2023年版、人気です!発売中!

『発酵手帳 2023』10月4日発売

文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)

464頁

定価:本体2,000円+税

発行:株式会社IDP出版

ISBN978-4-905130-41-3

 

◎入手方法

全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい