今年のハロウィンではカボチャを使って、ムースを作ってみませんか。昨年のレアチーズケーキと同じように、くり抜いたカボチャの中に詰めて丸ごといただきます。
甘酒を使用して砂糖を減らしました。カボチャと甘酒と生クリームの甘さがふわふわの舌触りの中に溶け合って、やさしい気持ちになれるスイーツです。
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カボチャのムースの作り方
「坊ちゃんカボチャ」という小さな品種のカボチャを使います。蓋にする上部を切り分けられる程度まで加熱しますが、お使いのレンジの機種によって加熱時間を調節してください。加熱しすぎると、中身を繰り抜いたときに底が抜けるのでご注意を。
【材料】
・坊ちゃんカボチャ:1個(中身は200gを使用)
・甘酒:100ml
・生クリーム:100ml
・砂糖:30g(20gと10gに分けて使う)
・粉ゼラチン:5g
【作り方】
1./カボチャをよく洗う。ラップでゆるく包んで、電子レンジ600Wで4分加熱する(包丁で上部をすっと切れる程度にまで加熱)。まだ固い場合は上下をひっくり返して加熱する。
2./甘酒にゼラチンを入れて、ふやかしておく。
3./1のカボチャが温かいうちに、中身をスプーンなどでくり抜く。ワタと種は捨てる。
皮部、中身、蓋に分ける
4./カボチャの実200g、2の甘酒ゼラチン液、砂糖20gをフードプロセッサーにかけてピューレ状にする。
カボチャピューレを作る
5./生クリームに砂糖10gを加えて、七分立てにする。七分立ての目安は、泡立て器を持ち上げた時にもったりした感じで、ツノは立たないが筋が残るくらい。
6./5に、4のカボチャピューレを、網じゃくしで漉(こ)しながら注ぎ入れる。
網じゃくしで漉してなめらかに
7./よく混ぜた6を、カボチャの器に入れる。冷蔵庫で1時間以上、冷やし固める。
冷やし固めて出来上がり
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福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵食品ソムリエの資格を取得。
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