秋になるとフランスのマルシェなどでは、いろいろなきのこが出てきます。日本は1年を通して、椎茸・しめじ・エリンギ・舞茸・えのきだけなどが店頭に並んでいて、いつでも美味しいきのこを食べることができますね。そんなきのこに塩麹を合わせ、きのこの旨味がギューっと詰まった簡単塩麹きのこを作ってみましょう。
コトコトとお鍋でミートソースを煮込み、塩麹きのこをプラスして、旨味たっぷりのパスタを召し上がれ!
【材料】
◆ミートソース
・合いびき肉:500g
・玉ねぎ:150g
・人参:150g
・セロリ:100g
・にんにく:2片
・干し椎茸:小4個
・小麦粉:大さじ1
・白ワイン:50ml
・トマト水煮缶:1缶
・干し椎茸戻し汁:100ml
・トマト:1個
・醤油:大さじ1
・玉ねぎ塩麹:大さじ3
・ナツメグ:少々
・こしょう:少々
・ローリエ:2枚
・オリーブオイル:大さじ1
◆塩麹きのこ
・きのこいろいろ(しめじ・エリンギ・舞茸・椎茸などお好みで):400g
・塩麹:50g
・日本酒:大さじ1
簡単、塩麹きのこを作りましょ!
【作り方】
1./塩麹きのこを作る。きのこは、それぞれ石づきを切り取り、房のものはほぐす。椎茸やエリンギなどスライスできるものは、スライスする。ボウルにきのこを入れて、日本酒をまわし入れラップをして電子レンジで3分ほど加熱する。きのこが冷めたら、塩麹を加えてよく混ぜ合わせて塩麹きのこのできあがり。
日本酒と塩麹だけで出来上がり!
冷蔵庫で5日ほど保存可能
2./ミートソースを作る。玉ねぎ、人参、セロリ、ニンニク、干し椎茸のもどしたものは、各みじん切りにする。トマトは、2cmぐらいのさいの目切りにする。鍋に分量の1/2のオリーブオイルとニンニクを入れて炒め香りがたったら、みじん切りにした野菜を入れて全体を軽く炒めて、ふたをして蒸らし炒めをして一度火を止める。別のフライパンに合いびき肉とオリーブオイル1/2を入れて焼き色がつくように炒め、玉ねぎ塩麹を全体に混ぜ合わせたら、野菜を炒めた鍋に加え、火をつけて一緒に炒め合わせる。全体を混ぜ合わせたら小麦粉を振り入れて、さらに炒める。ひき肉を炒めたフライパンの鍋肌をワインで洗うようにして鍋に注ぐ。
干し椎茸が、ポイント!
3./トマトの水煮缶、干し椎茸戻し汁、ローリエ、ナツメグ、セロリの葉を2の鍋に入れて煮込む。あくが出てきたらすくう。
セロリの葉も香草に
4./3を10分ほど煮込み、さいの目に切っておいたトマトと醤油を加え、木べらなどで鍋底から丁寧にまぜながらさらに煮込む。水分が少なくなり全体的にまとまり、木べらなどを鍋底にあてて線を引くと鍋底が見えるくらいに煮込んだら、1で作っておいた塩麹きのこを好みの分量入れて、全体を混ぜる。味をみて、塩味が足りない場合は、塩とこしょうで味を調えてできあがり!
水分が少なくなりソースのように
塩麹きのこをたっぷりと!
5./茹でたパスタに4でできたソースをかけてめしあがれ!
お好みでパルメジャンチーズを
6./冷蔵庫で5日ぐらい保存可能な塩麹きのこを使って、牛乳や豆乳を温めて塩麹きのこを入れるだけで美味しいきのこのスープのできあがり。塩麹きのこでサラダやオムレツなど料理のバリエーションは、アイデア次第!
便利な旨味たっぷり塩麹きのこ
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。