「コラーゲンは美容に効くらしい」という評判がたち、一躍、有名になった「コラーゲン」。食べると肌がぷるぷるになるという噂の「コラーゲン鍋」や「コラーゲン入りドリンク剤」など、コラーゲンブームが起こったことは記憶に新しい。
たしかに、私たちの肌は、真皮の約7割がコラーゲンと言われ、コラーゲンがあることで肌の弾力や若々しさはキープされているといわれる。コラーゲンが不足すると、肌からはハリやみずみずしさが失われ、実際の年齢より老けて見えるケースもある。
だからといって、やみくもにコラーゲン入りと銘打った食品を食べるのは考えものだろう。食べものでコラーゲンをそのまま摂取しても、消化している間にコラーゲンはアミノ酸に分解されてしまうため、ほかのタンパク質を食べることと同じ。ダイレクトに肌が美しくなるわけではない、という説があるからだ。つまり、コラーゲンを食べても、そのまま肌のコラーゲンになるとは限らないのだ。
では、肌のコラーゲンを増やすためには、何を食べたらいいのだろうか?
一般的には、コラーゲンを作るのは、タンパク質やビタミンCが豊富に含まれている食材をバランスよく食べることだといわれている。具体的には、納豆・味噌・豆腐などの大豆製品や卵、肉や魚といったタンパク質を豊富に含むもの、赤ピーマンやほうれん草、ブロッコリーや小松菜といったビタミンCを豊富に含むもの。これらの食材をたっぷり食べる、というシンプルな食生活こそが素肌美人を作る秘訣なのだ。