敬老の日のお祝い膳に「錦玉子」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2022.09.18

敬老の日のお祝い膳に、「錦玉子」はいかがですか?
卵を卵黄と卵白、二色に分けた料理で、二色を「にしき」と呼んで命名されたそうです。見た目にも華やかな逸品です。
卵は必要な栄養素をバランス良く含んでいるため「完全栄養食」と言われます。食が細くなった方にはお勧めです。「錦玉子」は、ゆで卵を裏ごししますので、固い物が苦手な方でも大丈夫。
おじい様、おばあ様。美味しい物を食べて、もっともっと長生きしてくださいね。

 

錦玉子の作り方
裏ごしの順番は、まず白身を先にして丁寧に白身を取り、続けて黄身を裏ごししてください。水分を含むとべちゃっとしてしまうので、裏ごし器は洗いません。裏ごし器は、網じゃくしや茶こしでも代用できます。
容器は、高さのある物を使ったほうが出来上がりの見映えが良くなります。
蒸し器を使う方法もありますが、電子レンジで簡単に美味しくできます。

 

【材料】(4切れ、2人分)
<ゆで卵>
・卵:3個
・塩:小さじ1
・水:適量

 

<黄身に>
・砂糖:大さじ1/2
・本みりん:小さじ1
・塩:少々

 

<白身に>
・砂糖:大さじ1/2
・本みりん:小さじ1
・塩:少々
・片栗粉:小さじ1/2

 

【作り方】
1./鍋に卵と、卵がかぶるくらいの水と塩を入れ、火にかける。沸騰したら弱火にして10分、ゆでる。
2./1のゆで卵を白身と黄身に分ける。

固ゆで卵を白身と黄身に分ける

 

3./黄身が熱いうちに、砂糖、本みりん、塩を加えて、フォークなどで黄身をつぶしながら混ぜる。

熱いうちに素早く混ぜる

 

4./白身に黄身が付いていたら洗い落とし、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
5./白身を裏ごしする。裏ごし器や網じゃくしの裏側にくっついた白身も、ていねいに取る。続けて、黄身を裏ごしする。
6./白身に、砂糖、本みりん、塩、片栗粉を加えて混ぜる。

二色の材料

 

7./容器にラップを敷き、白身を置いて軽く押さえ、平らにする。
8./7の上に黄身の半分を置いて、軽く押さえる。その上に、残りの黄身をふわっと載せる。

黄身の半分はふわっと載せる

 

9./電子レンジ500Wで2分、加熱する。あら熱が取れたら、4切れに切り分ける。

見た目とほろほろの食感を楽しんで

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい