「寒くなると鍋料理を食べたくなる → 鍋には白菜が欠かせない → 白菜が余ってしまう → 困った」
こんな連鎖に陥ってはいませんか。今回はズバリ、白菜を大量においしく消費するレシピです。
「白菜が余っている → おいしいレシピで料理する → お箸が止まらず食べきった → 太らないかしら」
ご心配なく。白菜は9割が水分のため、カロリーはとても低いのです。ビタミンCや植物繊維も含んでいますので、おいしくしっかり食べ切りましょう。
1. 白菜のおひたしの作り方
健康的な一品。白菜にはカルシウムの吸収を助けるマグネシウムやビタミンKが含まれていますので、チリメンと共に食べて骨や歯を丈夫に! 発酵食品の本枯れのかつお節としょうゆで腸内環境を整えつつ、旨味で味付けします。
【材料】
・白菜:1/4(約800g)
・塩:ひとつまみ
・しょうゆ:大さじ3
・チリメン:適量(目安として10g)
・本枯れかつお節: 適量(目安として袋2,5g)
・水:ゆでる時に白菜が十分にかぶる程度
【作り方】
1./白菜の芯を付けたまま、形をくずさないよう注意して洗う。
2./火の通りをまんべんなくするために、鍋の大きさによって軸部と葉先に分けて、横3つか4つに切る。
軸部と葉先に分けて切る
3./鍋に水と塩を入れて火にかける。沸騰したら、白菜の軸部からゆでる。火が通ったら取り出す。順に葉先の部分へとゆでていく。全体が均一にゆであがるようにする。
4./冷えたら、水気を絞って、食べにくい芯の部分を切り落とし、幅2センチほどに切りそろえる。水気をしぼる際、内部は表面より高温になっているので、やけどしないように気をつける。形よく皿に盛る。
形を整えて皿に盛る
5./チリメンを上に散らしのせて、しょうゆをかけまわす。かつお節をふんわりのせてでき上がり。
おいしさとヘルシーと
2. 白菜の浅漬けの作り方
浅漬けにすると、ご飯のお供に最適です。白菜のシャリシャリ感がたまりません。ユズを加えて香りよくビタミンCを摂取。
【材料】
塩麹漬け
・白菜:約300g
・塩麹:小さじ1
・みりん:大さじ1
・ユズ果汁:1個分
・ユズの皮(細い千切りにする):小さじ2ほど
【作り方】
1./白菜の芯を切り落とし、軸部は2ミリ、葉部は5ミリほどの薄切りにする。軸部も葉部も一緒にザルに入れて洗う。
2./水気をよくしぼり、塩麹、みりん、ユズ果汁、ユズの皮で和える。
ユズ香る冬の浅漬け
3. 白菜のピリ辛炒めの作り方
副菜として好評の一品。唐辛子のカプサイシンが体を温めてくれます。
【材料】
・白菜:300g
・ゴマ油:大さじ1
・酒:大さじ1
・しょうゆ:大さじ1
・唐辛子(細かく切っておく):1個
【作り方】
1./白菜を洗い、芯を切り落とす。軸部は2センチ、葉部は3センチほどに切る。
2./フライパンにゴマ油を入れ、火にかける。強火で軸部から炒め始める。火が通ったら、酒と葉部を入れて炒める。
3./全体がしんなりしたら、しょうゆを入れて混ぜる。最後に唐辛子を入れて、軽く混ぜる。
副菜として人気の一品
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。
発酵手帳2022、大好評発売中!
使いやすい 1日1ページ手帳。365日その季節に合った発酵食品のレシピ、小泉先生のコラム、いまさら聞けない発酵の疑問などの『小泉武夫食マガジン』にQRコードでつながる日本初の手帳。付録に発酵食品をいつ作ったらよいか一目でわかる「発酵カレンダー」、発酵食品を作った際の日時、温度、分量などを記録できる「発酵手仕事メモ」、人気の発酵食品「チーズの種類と特徴」、「世界のパンの種類と特徴」、「日本酒の分類」などが充実。発酵食品ファン必携の『発酵手帳2022』が4年目を迎え、さらにパワーアップしました。日々の発酵生活にぜひお役立てください。Amazonで大好評発売中です!