秋になると美味しい食材がいろいろ出てきますが、輸入のクルミ・アーモンドは8月頃収穫するものが多く日本では9月以降店頭に並ぶそうです。ナッツには不飽和脂肪酸が含まれているので適度にとることがよいとされています。しかし、生のままでは消化酵素の働きを阻害し消化不良を起こすことがあるのでローストしてから調理します。
今回はナッツに和風食材のいりこを合わせて作り置きできる箸休めを作ります。いりこは鰯の稚魚を乾燥させたもので、そのまま食したり出汁として使われたりしています。「いりこ」と「煮干し」は同じもので主に西日本では「いりこ」東日本では「煮干し」と呼ばれることが多いようです。また、小さい煮干しを「いりこ」と呼ぶ地域もあります。小魚を丸ごといただけるで栄養面からも有難い一品です。
【材料】
・生クルミ:30g(無塩ローストクルミでも可)
・生アーモンド:15g(無塩ローストアーモンドでも可)
・いりこ:30g
ナッツは好みのものでOK
・醤油:大さじ2
・本みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ2
・ハチミツ:大さじ1
砂糖は上白糖でも可
・白ゴマ:大さじ1
【作り方】
1./いりこをペーパータオルに広げて電子レンジ600wで1分20秒加熱する。
焦げないように鍋で煎ってもok
2./オーブンの天板にクルミとアーモンドを広げ、予熱なし150度7分で素焼き。冷めたらクルミを手で砕き、アーモンドは包丁で縦半分から1/4に割る(ロースト済みナッツは焼かなくてよい)。
3./鍋に調味料を入れ弱火で泡が出てくるまでヘラでかき混ぜる。
焦げ付かないように
4./3にいりこ・クルミ・アーモンドを手早く混ぜて白ゴマを入れ、火から下ろしてバットに広げて冷ます。
平らにして冷ます
5./冷めたら器に盛って出来上がり。
作り置きにおすすめ
奥田佳子/発酵食品ソムリエNo.110。発酵料理愛好家。医療現場で働くうちに食の大切さに気づき、天然酵母を使い家庭でできる美味しいパンの教室を自宅で開催。