これからの季節、夏に向かって赤く熟したトマトが、たくさん出回りますね。トマトの美味しいこの季節にぜひ、作って冷蔵庫に入れておきたいまるごとトマトの塩麹を作ってみましょう。
塩麹が浸透してトマトの甘みや旨味がギュッとつまった湯むきトマトは、そのままサラダにしても美味しく、まるごとの形でお皿に出すことで子どもも楽しくなりたくさん食べてくれることも期待できます!
冷蔵庫の中で4~5日おくと、水分が出てトマトの塩麹は、熟成が進みます。熟成の進んだトマトの塩麹は、トマトをさいの目に切り水分も一緒に全て使ってスープにしたり、パスタなどのトマトソースにするなど、いろいろなトマト料理に美味しく展開できます。
【材料】
・トマト中玉:5~6個
・塩麹:小さじ1×トマトの数
・ベビーリーフ:適量
・バジル:適量
・クリームチーズ:適量(モッツアレラチーズなども可)
・オリーブオイル:適量
赤く熟したトマトと塩麹
【作り方】
1./トマトのヘタをくり抜くように取り、反対側には、浅く小さく十字に切り込みを入れる。鍋に湯をわかし、トマトを入れ10~20秒ぐらいで皮に切り目が入ってきたら取り出して冷水につけて皮をむく。皮をむいたトマトは、表面の水分をペーパーなどで丁寧に拭いておく。
くぼみをつけるように
湯むきしたトマト
2./ヘタを取ったあとのくぼみに塩麹小さじ1弱を詰めるようにいれる。
塩麹で蓋をするように
3./2でできたトマトをファスナー付き保存袋に並べるように入れる。
保存袋に入れる
塩麹がトマトに浸透する
5./数時間たつとトマトからの水分が出てくる。この状態になると、美味しいまるごとトマトの塩麹のできあがり!
水分は、時間がたつと多くなる
6./塩麹の味が浸透して水分が出たトマトのヘタの部分の塩麹を保存袋の中で取り除き、ベビーリーフなどグリーンサラダにまるごと添えたり、クリームチーズやモッツアレラチーズなどと一緒にオリーブオイルを少しかけていただく。
クリームチーズとバジルを添えて
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。