酒粕入り春キャベツのキッシュ

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2021.04.11

春キャベツの季節です。柔らかくて甘みがあり、そのまま食べても美味しい春キャベツですが、今回は、酒粕を入れてキッシュに! 春キャベツには、ビタミンCやビタミンK、カルシウム、食物繊維が豊富なことはもちろん、うまみ成分のグルタミン酸も含まれています。栄養価の高い酒粕のうまみをプラスしてみました。

キッシュは、卵と牛乳や生クリーム、チーズ、野菜、ベーコンや魚介類などを混ぜ合わせた卵液をパイ生地やタルト生地に流し込みオーブンで焼いたものですが、今回は、耐熱容器にキャベツとエビとチーズに酒粕を混ぜた卵液を入れて焼いたものにしてみました。

 

【材料】

・春キャベツ:1個(約1kg)

・海老:300g(殻付きの場合は、400g)

・卵:3個

・牛乳:180ml

・酒粕:50g

・塩:小さじ1

・胡椒:少々

・溶けるチーズ:130g

・かんずり:少々(お好みで)

柔らかくて美味しい春キャベツ

 

【作り方】

1./春キャベツは、1枚ずつ葉をはがし、硬い芯は除く。大きい葉は半分に切り、取り除いた硬い芯は、薄切りにしておく。海老は、下処理として背ワタを取り塩(分量外)をふってしばらくおき、きれいに水洗いをする。むき海老の場合も、同様に下処理をしておく。

はがすと大量の葉!

 

2./鍋に水と塩少々(分量外)を加えて熱湯にし、海老を入れ1分ほど茹でる。海老を茹で、取り出したあとに、キャベツを少しずつ、くぐらせるように入れて火を通す。薄切りにした芯も同じように火を通し、それぞれざるなどで水をきりながら冷ます。冷めたら、海老は皮を剥きひと口大に切り、キャベツはざく切りにして固く絞る。むき海老の場合も茹でて大きさによって、同じようにひと口大に切る。

茹でると量もちょうどよくなる

 

3./耐熱容器に絞ったキャベツを敷くように入れ、海老1/2とチーズ1/2も全体に均等になるように入れる。その上に同じようにキャベツ、海老、チーズと重ね入れる。

全体に混ざるように

 

4./卵液を作る。最初に分量の牛乳1/2と酒粕と塩、胡椒を耐熱容器に入れ電子レンジで1分温め、酒粕がペースト状になるまでよく混ぜ、残りの牛乳と混ぜる。

卵液の材料

 

ペースト状になった酒粕と牛乳

 

5./卵3個は、よく溶き、一度濾(こ)しておく。濾した溶き卵と4の酒粕入り牛乳を混ぜ合わせ卵液を作る。

全部混ぜた卵液

 

6./3に5でできた卵液を流し入れる。この時、菜箸などでキャベツと海老の間を少し開けながら卵液が容器の下にまで混ざるように入れる。

卵液が全体に混ざるように

 

7./180℃に温めておいたオーブンに入れて15分焼き、その後、160℃に温度を下げてさらに20分焼く。焼き加減は、使用するオーブンによって多少の差が出ますので、少し焦げめがついていること、卵液が固まっていることなどを目安にしてください。ただし、水分が多い春キャベツですので少し水分が出ることもありますが、一緒においしくいただけます。お好みで「かんずり」(香辛調味料)をつけていただくのもお勧めです。

「かんずり」の辛味と合うキッシュ

 

坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。

 

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この記事を書いた人

編集部
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