あなたのお好きな花は何ですか? いえ、鑑賞用ではなく、食べるお花として。
エディブルフラワーとは、食べられる花のこと。バラ、パンジー、キンセンカ、キンギョソウ、等々。
それぞれの花に、独特の味や香りがあります。花びらをサラダなどに散らすのもステキですが、今回は花を丸ごと使ってチーズケーキにトッピングしましょう。食卓が一気に華やぎます。
鑑賞用の花は農薬などによる健康被害のリスクがありますので、必ず食用の物か、無農薬で育てた花を使ってください。デパートや大手スーパーの食品売り場のほか、通販でも手に入れることができます。
エディブルフラワーのレアチーズケーキの作り方
色使いを考えながら、お好きな花を置いてみてください。
ミニバラのように硬い花の場合は、砂糖煮しておくとおいしくいただけます。
【材料】
<レアチーズケーキ>
・クリームチーズ:200g
・生クリーム:200ml(このうちの大さじ3はゼラチンを溶かすために使う)
・レモン汁:1/2個分
・無糖のプレーンヨーグルト:100g
・砂糖:50g
・水:30ml
・粉ゼラチン:10g(500ml用の分量)
<エディブルフラワーのゼリー>
・エディブルフラワー(食用花):適量
・砂糖:30g
・レモン汁:1/2個分
・粉ゼラチン:5g(250ml用の分量)
・水:250ml
・ラムエッセンス:数滴
食べられるミニバラ、パンジー、プリムラ
【作り方】
1./クリームチーズを電子レンジ600Wで30秒加熱し、柔らかくする。ボウルに入れて、泡だて器でよく練る。
2./小鍋に水、砂糖、生クリーム大さじ3、ゼラチンを入れて、弱火にかける。砂糖とゼラチンが溶けたら火を止める。
ダマにならないよう、よく溶かす
3./1に2とレモン汁とヨーグルトと残りの生クリームを加えて、よく混ぜる。
なめらかになるまで混ぜる
4./3を、水(分量外)で濡らした容器に入れ、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
5./4が固まったら、以下のゼリー液を作る。固まらないうちにゼリー液を流すとチーズケーキが溶けて混じりあってしまうので、固まったことを確認する。
小鍋に水、砂糖、ゼラチンを入れ、弱火で砂糖とゼラチンを煮溶かす。溶けたら火を止め、レモン汁を入れ、ラムエッセンス数滴を垂らし、混ぜる。
6./4のチーズケーキの上に、6のゼリー液の半量を入れ、エディブルフラワーを置く。その上から、残りのゼリー液を流し入れる。冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
食べられる「お花畑」
砂糖煮したミニバラで
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。