ローストビーフと言えば手の込んだパーティーメニューといった印象ですが、オーブンも使わず手軽に作る方法をご紹介します。赤身の牛肉を昆布でしめ、ソースにはにんにくと醤油を使い、贅沢な和風ローストビーフに仕立てます。さっぱりしていていくらでも食べられます。昆布と牛肉の相性の良さに驚きます。
「昆布しめローストビーフ」の作り方
肉は70℃を超えると固くなるので、低温調理で作ります。といってもやり方は簡単。下味をしみ込ませた肉を、たっぷりの湯に浸けたらそのまま2時間放置するだけ。安価なものでも納得の出来上がりです。
【材料】
・赤身の牛肉(輸入牛で十分):500g
・にんにく:1かけ
・赤ワイン:大さじ2
・醤油:大さじ1
・塩:小さじ1
・胡椒:少々
・出汁昆布:20cm程度
・オリーブオイル:適量
OGビーフと出汁昆布
【作り方】
1./赤身の牛肉をフォークで刺して味をしみ込みやすくしてから塩胡椒をすりこむ。
2./チャック付き保存袋に赤ワイン、醤油、にんにくのみじん切りを入れ、出汁昆布を入れて出汁昆布をふやかす。
3./2の出汁昆布で1を包み、チャック付き保存袋に戻す。空気を抜き(袋ごと水に入れると空気が簡単に押し出される)、密封して冷蔵庫で1日以上寝かせる。
昆布で肉をしめる
4./3を冷蔵庫から出し、室温に戻す。大き目の鍋に鍋底に小皿を1枚入れて湯を沸かす。鍋の周りに細かい泡がつくようになったら70℃前後になっている。小皿は鍋底に保存袋がつくと溶ける可能性があるので入れておく。
5./70℃前後になったところで肉を袋ごと投入。1分間だけ中火にしたら火を止めてふたをし、2時間放置する。
湯で低温調理
6./5の肉だけ取り出し、フライパンにオリーブオイルをひいて肉の両面に焼き目をつける。冷ましてから切り分ける。
香ばしく焼き目をつける
7./袋に残った汁を6のフライパンにあけ、煮詰める。塩加減を見て醤油などを足してソースを作る。6にかけて出来上がり。
煮詰めてソースを作る
豪華なローストビーフ!
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