トマトは今が旬。真っ赤で大きいトマトが出回る時季です。この旬の生トマトと暑い気候を利用して、一気に乳酸発酵させる「塩発酵トマト」を作ります。もともとトマトには旨味成分が含まれていますが、発酵により適度な酸味とさらに旨味が加わって、何にでも合う万能調味料になります。夏場の水分摂り過ぎで腸が弱った時、腸の善玉菌を増やす「腸活」にもなります。
「塩発酵トマト」の作り方
作り方は簡単です。材料に完熟トマトを使うとトロトロのソースのようになり、しっかりしたトマトなら刻んだままが残ります。どちらでもお好みで選んでください。ひとつ注意点があります。常温発酵させるので、カビや雑菌が入らないように十分気をつけることです。
【材料】
・トマト:中玉3個
・塩:小さじ1
材料はトマトと塩だけ
【作り方】
1./トマトは尻の部分に十字に切れ目を入れ、沸騰した湯に30秒~1分程度浸ける。
湯むきするために湯に浸ける
2./1を水に取り、切れ目の部分から皮をむき、5mm~1cm程度のさいの目状に切る。
3./熱湯消毒した保存容器(ガラス製の密閉容器が良い)に2と塩を入れてよく混ぜて発酵開始。半日に1回程度混ぜると発酵が早く進む。
刻みトマトと塩を投入
4./1~2日経つととろみがつき、泡が出てくる。これで発酵終了。冷蔵庫で保存する。1週間程度は保存できる。冷蔵庫でも発酵が徐々に進む。酸味が強いのが好きな場合は、寝かせるほど酸味が強くなる。
発酵開始
2日経過。泡が出てとろみがつく
塩発酵トマト冷奴は適度な酸味と旨味が豆腐との相性もばっちりです。
さっぱりとサラダ感覚で
(文責・編集部)