キムチは数多くの種類がある漬けものです。その一種、「水キムチ」は植物性乳酸菌たっぷりの漬け汁も一緒にいただく、夏向けのさっぱりした辛くないキムチです。本来は上新粉を使うところを、お手軽に米のとぎ汁を利用して作ります。植物性乳酸菌をたっぷり摂って、夏を乗り切りましょう。
「水キムチ」の作り方
大根、人参、きゅうり、セロリなどの野菜を漬け込みます。お好みでりんごも一緒に漬けると自然の甘みでおいしくなります。また、この時期だとスイカの皮もおすすめ。冷蔵庫で2~3日間は保存が可能です。
【材料】
・大根:1/5本
・人参:1本
・きゅうり:1本
・セロリ:1本
・千切りのしょうが:1かけ
・米の研ぎ汁:500cc
・塩:小さじ2
・砂糖:小さじ1
【作り方】
1./普通にお米を研ぐ要領で米をボウルに入れ、一度水を注いでざっくりかき混ぜ、その水を捨てる。もう一度水を入れ、よく研いで、濃い研ぎ汁を作り、500cc取っておく。
2./1を鍋に入れ、千切りにしたしょうが、塩、砂糖を加えて火にかけ、沸騰したら火を止めて粗熱を取り、ボウルに取っておく。
3./野菜を切る。野菜は5cmぐらいの短冊に切る。
4./3を2に入れ、かき混ぜてからラップをして室温で半日~1日程度放置する。
5./食べてみて乳酸菌発酵による酸味を感じたら出来上がり。保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。冷たくしていただく。
「水キムチ」の圧倒的乳酸菌パワー
漬け汁ごといただく「水キムチ」には、なんとぬか漬けの約18倍、普通のキムチの約2倍の植物性乳酸菌が含まれています。植物性乳酸菌は動物性乳酸菌より強く、苛酷な条件でも生きられるので、生きたまま腸に届きます。その他にもビタミン、ミネラル、植物繊維が含まれており、整腸作用、美肌効果、免疫力アップ効果があると言われています。
アレンジレシピ「水キムチ」を使った「水キムチ冷麺」はいかが?
「水キムチ」を使った「水キムチ冷麺」は、乳酸菌たっぷりの漬け汁に発酵調味料の酢を入れていただく、まさに発酵麺です。作り方は、【乳酸菌といえば「水キムチ」!! 水キムチ冷麺の作り方】を参照してください。
辛くなくさっぱりといただける
(文責・編集部)