旬のホタテと新ショウガで炊きこみご飯を作ってみませんか。
産卵を経て大きく育ったホタテの貝柱は甘味が強く、とても良いお出汁が出ます。栄養ドリンクの主成分として有名なタウリンが豊富で、疲れている時や二日酔い、視力の衰えを感じた時にはぜひ摂取したい食品です。
新ショウガは水分が多く、辛味が穏やか。ショウガに含まれるショウガオールには、血行を促進して新陳代謝を活発にし、体を温めて発汗作用をうながす働きがあります。
ホタテのお出汁と風味を新ショウガでピリリとしめて、おいしい炊き込みご飯をどうぞ。
ホタテと新ショウガの炊き込みご飯の作り方
新生姜は皮が柔らかいので、剥かずに傷んでいる部分だけこそげ取って、よく洗えば大丈夫。量はショウガの辛味によって調節してください。
コツは、最初の味付けは薄くしておき、炊きあがったときに醤油を足すこと。醤油の香りがたち、塩分を抑えることもできます。
【材料】
・米:3合
・ホタテ貝柱:150g
・新ショウガ:30g
・ミツバ:適量
・昆布:1枚(約2g)
・酒:大さじ3
・醤油:大さじ4(大さじ3と1に分けて使う)
・顆粒だし:小さじ1
・水:調味料を入れた後、3合になる分量
【作り方】
1./米を洗ってザルに上げ、30分~1時間おく。
2./新ショウガを長さ1㎝ほどの、細い千切りにする。
ホタテと新ショウガ
3./炊飯器に米を入れる。酒と醤油大さじ3、顆粒だし、2の新ショウガを入れ、軽くかき混ぜる。炊飯器3合の水量(炊き込み用があれば、その量)まで水を足す。
4./昆布を米のあいだに埋める。ホタテを手でひと口大に裂いて米の上にのせ、炊飯開始。
ホタテは手でひと口大に
5./炊き上がったら、昆布を取り出す。ミツバと醤油大さじ1を入れて、炊飯器の底から空気を入れるようにほぐしながら混ぜる。
ホタテとショウガのベストマッチング
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。