今年の梅仕事が始まりました。梅干しを漬ける時、まだ青く固い場合は2~3日追熟させることがあります。そんな時やってくるのが、うっとうしいコバエ(ショウジョウバエ)です。梅の甘い香りに誘われていつの間にか、どこからともなくやってきます。コバエは体が小さく、部屋に網戸をしていてもその網戸の目をくぐり抜けることもあります。そこで今回はペットボトルでコバエ取り器を自作します。コバエは果物が好きなので、その習性を利用して果物が発酵しているような匂いを合成して誘います。
「ペットボトルコバエ取り器」の作り方
ペットボトルには穴を開けるため、比較的丈夫な炭酸系飲料の500mlのものが作りやすくおすすめです。
【材料】
・500mlのペットボトル:1本
・酢と麺つゆ:同量
・台所用中性洗剤:2滴程度
【作り方】
1./ペットボトルの下から4~5cmのところに、画びょうなどで2cm間隔ぐらいにぐるっと1周穴をあける。これは匂いを放出させるため。
画びょうで穴をあける
2./1より2cmぐらい上に、カッターで星型に切り込みを入れる。切り込みを入れたところにボールペンなどを挿して切れ目を内側に折るようにして穴を作る。これを2か所程度作る。
切り込みを入れる
ボールペンを挿して穴を作る
3./2に酢と麺つゆを同量の割合で高さ2cmぐらいまで入れ、中性洗剤を2滴程度たらしてキャップをしめて出来上がり。コバエは上に上がる性質があるので、脱走しないようにキャップは必ずしめる。
出来上がり
追熟させている梅のそばなどに置いてください。酢と麺つゆなので嫌な匂いもしません。