新しい梅酒を仕込む時期がやってきました。去年作った梅酒をビンに移し替えて、新しいものを作る準備の際に出てくるのが、漬けこんだ大量の梅の実です。もちろん、そのまま食べてもいいのですが、全部食べきるのはかなり大変。そこで、この梅の実を有効活用して、梅ジャムを作ってみませんか。煮込んでしまうのでアルコール分は飛びますが、梅酒の香りを残した大人の味がクセになります。
梅ジャムの作り方
梅酒から取り出した梅の実は硬いものも柔らかいものもあるので、柔らかくなるまで煮る時間はまちまちです。時々箸などでつまんでみて硬さをみてください。
【材料】
・梅酒の梅の実:1kg
・砂糖:200~500g(黒砂糖でもよい)
※作る際に実を食べてみて、甘さの感じで砂糖を調節してください。
・レモン汁:1/2個分
・熱湯消毒した密封ガラスビン
【作り方】
1./梅の実をざるに入れ、その上にお皿などを置いて1日程度軽く重しをし、実に含まれる水分を絞る。ここで出た水分は濃厚な梅酒なので、捨てないで取っておく。
※梅がすでに柔らかく、煮なくても種が取り除ける状態であればここで取り除き、4の手順に進んでください。
2./1を鍋に入れ、梅の実がかぶるまで水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして梅の実が柔らかくなるまで煮る(20分程度)。
3./2をざるにあげて水を切り、30分程度冷ます。梅の実が冷めたら、手で種を取り除く。
4./3を鍋に戻し、砂糖とレモン汁を加えて弱火でとろみがつくまで煮込む。冷めると硬くなるので、ゆるめで止めておくとよい。
5./熱湯消毒したビンに詰めて、冷蔵庫で保管する。長期間保存が可能。