幼児食で「みそを使ったおにぎり」と言うと、おにぎりにみそを付ける「みそ焼きおにぎり」が有名です。みそ焼きおにぎりも美味しいですが、今回は良質なたんぱく質を含む、1ランク上の「肉みそおにぎり」をご紹介します。
肉みそには「料亭の味 無添加」を使用し、みその甘みとしょうゆの塩分がご飯によく合う、味わい深いおにぎりになりました。具を多めに作っておいて、後でご飯に混ぜれば、忙しい朝食にもピッタリです。3時のおやつやお弁当にも使え、しっかりした味なので大人でも美味しくいただけます。
■適齢期:幼児期(3〜4歳)
■塩分:0.1g(2個分)
【材料】(4個分)
・豚挽き肉:25g
・タマネギ:25g
・ごま油:適量
・ごはん(炊いてあるもの):200g
【調味料】
・みそ(料亭の味無添加):10g
・みりん:小さじ2
・三温糖:2g
・しょうゆ:小さじ1
ごはんはアツアツを用意しよう
【作り方】
(1)タマネギをみじん切りにする。調味料をよく混ぜ合わせておく。
火にかける前に調味料を作っておく
(2)フライパンにごま油をいれて、弱めの中火でタマネギを炒める。しんなりしてきたら豚挽き肉を入れて、さらに炒める。
先にタマネギを炒め甘みを引き出す
(3)肉に火が通ったら調味料を加えて汁気がなくなるまで煮詰める。
汁気が飛ぶまでじっくり炒める
(4)3に香りづけでごま油を少量回しかけてから、ごはんを入れて混ぜ、小さめの三角ににぎったら出来上がり。
ごま油で香りを立たせる
出来上がり
【ワンポイントアドバイス】
■油で炒めるのでご飯に混ぜた後ににぎりづらいかもしれませんが、しっかりとにぎっても口の中では簡単にほぐれるので、硬めににぎっても良いでしょう。
■炒める際に汁気をしっかり飛ばさないと、にぎる際に崩れやすくなるので注意しましょう。
■(4)でごま油を回しかける代わりに、ごま油を軽く手につけて、小さめの三角ににぎっても香りがたって美味しくいただけます。
レシピ=小野友紀/大妻女子大学短期大学部家政科食物栄養専攻専任講師。管理栄養士。乳幼児期の食をめぐる課題・食事援助のあり方などの研究を進めている。主な著書に『保育園の食事-離乳食から幼児食まで-』(芽ばえ社)など。