より健康に、より美しく
味覚の秋の代表選手サツマイモで、スイートポテトを作ってみませんか。
「裏ごしが面倒」という方も大丈夫。フードプロセッサーを使って、簡単に作れるレシピです。
サツマイモは、水溶性食物繊維、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなど機能性に優れた食材です。それに酒粕を加えることで、たんぱく質をプラスします。もちろん味もワンランクアップ。
おいしいスイートポテトを食べて、今年は「今よりも健康でキレイになる秋」を目指しましょう!
サツマイモに酒粕をプラスする理由
サツマイモは、加熱しても壊れにくいビタミンCと食物繊維を豊富に含んでいますが、たんぱく質の割合は比較的低い食材です。
そこで、酒粕の出番! 酒粕の成分にはレジスタントプロテインというたんぱく質があり、しかもこのレジスタントプロテインは胃で消化されにくく、食物繊維と同じように腸まで届く性質を持っているのです。
サツマイモと酒粕は、栄養素を補完しつつ一緒に腸まで旅する、相棒のような関係と言えるでしょう。
【材料】
・サツマイモ:200g
・酒粕:20g
・バター:20g
・砂糖:20g
・生クリーム:40ml
・卵:1個
・バニラエッセンス:お好みで適宜。なくてもよい
・シナモン:お好みで適宜。なくてもよい。
【作り方】
1./サツマイモの皮をむき、輪切りにする。水に漬けて、あくを取る。
皮は厚目にむく
2./鍋に、1のサツマイモがかぶるくらいの水を入れて、火にかける。竹串がスッと通るくらいになったら、ザルに取って水気を切る。
3./フードプロセッサーに、2のサツマイモ、酒粕、バター、砂糖、生クリームを入れて、スイッチオン。
あっという間に混ざる
4./この段階で、固さと味を決める。この後、焼いても、固さや味にはあまり変化がないので、好みに調整する。
イモを残してホクホク感を味わうもよし、もう少しフードプロセッサーにかけてペースト状の滑らかな食感にするもよし。ただし、フードプロセッサーに長くかけ過ぎると、粘りが出て、餅のような食感になる。
サツマイモのタイプによって異なるので、甘味が足りない場合は砂糖を、水分が足りない場合は生クリームを加える。柔らかすぎる場合は、小麦粉を適宜加える。
お好みで、バニラエッセンスやシナモンを入れるのもおすすめ。
5./手水をつけて、ポテトの形を整え、アルミホイルに入れる。
6./表面に、溶き卵を塗る。
7./トースターか魚焼きグリルで、表面に軽い焼き目を付ける。
※酒粕にはアルコールが含まれていますので、運転する方やお子さんはご注意ください。
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。