ご飯のお供や日本酒のアテに人気の奈良漬けは、ウリやきゅうりなどの野菜を塩と砂糖で調味された酒粕に漬けたものです。
何度も酒粕を取り替えながら漬けることで、飴色の美しい奈良漬けが出来上がります。この飴色はメラノイジンという物質によるもので、抗酸化作用やビタミン類の吸収を助ける働きがあると言われています。
奈良漬けの主な栄養価は、酒粕に由来します。酒粕は腸内デトックス・がん予防・食欲増進・ボケ予防など様々な健康効果だけでなく、美白やアンチエイジングといった美容効果も期待できる発酵食品です。
そんな奈良漬けを洋食でもいただけるように、今回はタルタルソースにしてみました。奈良漬けは苦手という方にも食べやすくなっていますので、ぜひ多めに作って奈良漬けをどんどん食卓へ登場させましょう。
奈良漬タルタルソースの作り方
【材料】
・卵:3個
・奈良漬け:50g
・玉ねぎ:1/4個
・マヨネーズ:大さじ6
・塩、胡椒:適宜
【作り方】
1./卵は水からゆでて、沸騰から7分程度で冷水にとり固ゆでにします。
2./玉ねぎはみじん切りにし、水にさらしてからしっかりと水分を切っておきます。
3./奈良漬けは酒粕をふき取り荒めのみじん切りにします。奈良漬けがお好きな方は手で酒粕を拭う程度で大丈夫です。苦手な方は軽く水洗いをすると風味が和らぎます。
酒粕ごと混ぜればより健康的
4./ボウルに殻を剥いたゆで卵を入れフォークなどを使って荒くつぶします。そこに2、3とマヨネーズを加えます。お好みで塩、胡椒をふり、よく混ぜ合わせます。
刻んでしまえば混ぜるだけ
5./マヨネーズの種類によって、甘味や酸味が変わります。甘味が足りない方は蜂蜜や砂糖を、酸味が足りない方はお酢やレモン果汁を足してお好みの味に調整してください。
ゆるめのソ-スに仕上げたい方は、牛乳を入れてのばしてください。
甘味、酸味、固さはお好みで
最後にひと混ぜして完成
白身魚のフライやエビカツをパンにはさんで、奈良漬けタルタルサンドに。
パンと合わせて
ご飯に奈良漬けタルタルソースをたっぷり乗せて、マグロとアボカドのタルタル丼に。
ご飯とも醤油とも好相性
(監修:深尾由起子)