暑い夏がやってきました!
この季節から、スーパーマーケットでは色鮮やかなパプリカもよく見かけるようになります。
パプリカの旬は6月~8月にかけて。オランダなどの輸入品が多く出回っていますが、最近はその人気から、国内の宮城や茨城などでもハウス栽培が行われるようになっています。
今回は、そんな夏野菜・パプリカをたっぷり使用した、ポルトガルの万能発酵調味料のご紹介!
皆さんは「マッサ」という名前を聞いたことがあるでしょうか?
正式名称は「マッサ・デ・ピメンタォン」。ポルトガルでは、どの家庭にも必ずある調味料なのです。
塩漬けにしたパプリカを冷蔵庫で一週間ほど寝かせ熟成発酵。その後、1日天日干ししたものをペースト状にさせてつくります。若干時間は要するものの、ほとんどが寝かせたり干したりするだけなので、気長に待っていれば、美味しい万能調味料の出来上がりです!
使い方は、お肉やお魚料理のタレとしてはもちろん、炒め物やスープの隠し味として、オリーブオイルやビネガーを加えてドレッシングにすれば、美味しく野菜が楽しめます。
今回は、パンの上にマッサを塗り、その上にチーズをたっぷりのせて焼き色がつくまで焼いたトーストとしていただいてみました。
チーズとも好相性
マッサのコクや塩気に、まろやかなチーズの風味が合わさって、とても美味しいチーズトーストに!
ヨーロッパの発酵調味料、ぜひ試してみてください!
「マッサ」の作り方
【材料】
・パプリカ:5個
・塩:大さじ5~6
【作り方】
1./パプリカを縦に4等分する。
食べきれる分量で調整しよう
2./1をボウルに移して、塩をまぶして全体に塩がまわるように、もみ混ぜる。
満遍なく塩がまわるように
3./2にラップをして、その上に写真のようにお皿などで重しをのせ、冷蔵庫で1週間ほど寝かせる。
1週間ほどの熟成発酵期間
4./写真が1週間寝かせ終えたパプリカ。底にパプリカの水分が溜まっているのがわかる。
水分がたっぷり出た
5./表面の水分をキッチンペーパーなどでやさしく拭き取り、日当りのよい場所で天日干しする。
数時間ごとに裏表を変えよう
6./ミキサーやフードプロセッサーなどで、粒が残るくらい粉砕させたら完成!
色鮮やかで食卓にも映える!