唐辛子の別名を「南蛮」と呼ぶのをご存知でしょうか?
南蛮辛子(なんばんがらし)を略して南蛮と呼びますが、いまでは方言として使われるかほかには料理名として目にすることが多いでしょう。ちなみに九州の一部や長野県北部などでは、唐辛子を「胡椒(こしょう)」という呼び方をしています。
「南蛮」=とうがらし
北海道や青森などの東北地方、山梨、信州など、寒い地域では、冬の保存食として古くから食べられてきた南蛮味噌。
南蛮味噌は、青唐辛子を味噌、みりん、酒、砂糖などと一緒に弱火で炒め煮してつくられます。様々な料理の万能調味料として使えるので、冷蔵庫に常備しておくととても便利です。冷蔵保存すれば1ヵ月ほど日持ちします。
南蛮味噌は、白米にはもちろん、生野菜のディップや焼き肉のタレとして、そしてお酒のアテにも相性抜群! また、お味噌汁をつくる際に、味噌の代わりに南蛮味噌を加えれば、ピリ辛なお味噌汁としても楽しめます。
ネギや紫蘇などの香味野菜を加えると、風味豊かな南蛮味噌が味わえます。
ピリ辛でちょっぴり甘くコクのある南蛮味噌は、ご飯やお酒がすすむ逸品。ぜひ試してください!
南蛮味噌の作り方
【材料】
・青唐辛子:1パック(10~15本ほど)
・ごま油:適量
・白ごま:小さじ1
調味料
・味噌:100g
・砂糖:大さじ1
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
【作り方】
1./青唐辛子を小口切りにする。
2./調味料をボウルなどで合わせておく。
青唐辛子は写真のようにカット
3./フライパンにごま油をひき、1の青唐辛子を弱火で炒める。
4./香りがたってきたら、3に2を入れ、ごく弱火で焦がさないようにじっくり練り上げる。
5./クツクツとしてきたら、白ごまを加えて、全体を混ぜ合わせて完成。
ご飯もすすむ逸品!