麻婆豆腐は動物性タンパク質のひき肉と、植物性タンパク質の豆腐を同時に摂取できて、育ち盛りの乳幼児にピッタリのメニューです。豆板醤の代わりに味噌と三温糖を使い、赤ちゃんから食べられる優しい味に仕上げました。アクセントで使うしいたけの香りが立って、上品な味わいです。
■適齢期:離乳後期(9〜11ヵ月)
■塩分:0.2g(1食分)
【材料】(子ども2食分)
・豆腐:50g
・豚ひき肉:20g
・玉ねぎ:20g
・生しいたけ:10g
・片栗粉:6g
・みそ(料亭の味 無添加 減塩):4g
・三温糖:2g
・ごま油:少々
・水:約80㏄(適量)
家庭にある材料で簡単!
【作り方】
(1)玉ねぎ、生しいたけはみじん切りにする。
ひき肉と食感が合うように
(2)ごま油で豚ひき肉を弱火~中火で炒め、1を加えてさらに炒め、水(約80cc)をひたひたになるくらい加えて煮る。
ごま油の香りがよく立ちます
(3)豆腐を1cm角のさいの目切りにし、2に加える。
あまりかき混ぜずに待ちましょう
(4)小さな器に鍋から大さじ1程度のお湯を取り、
別の容器で調味料を合わせてから
(5)片栗粉を同量程度の水で溶き、一度火を止めてから4に回し
ひと煮立ちさせるととろみがつく
【ワンポイントアドバイス】
■絹ごし豆腐を使えば滑らかな舌触りで、小さい赤ちゃんも食べやすくなります。木綿豆腐を使えば大豆感が残り食べごたえがあるので、お子さんの月齢やお好みでお選びください。
■味つけの際にかき混ぜて豆腐が崩れないように、調味料は事前にお湯で溶いておいて、回し入れた後は大きくかき混ぜます。
■多めに作って大人の分だけ七味唐辛子や柚子胡椒等をふりかけると、辛みがアクセントになって大人でも美味しくいただけます。
レシピ=小野友紀/武蔵野短期大学准教授。管理栄養士。乳幼児期の食をめぐる課題・食事援助のあり方などの研究を進めている。主な著書に『保育園の食事−離乳食から幼児食まで−』(芽ばえ社)など。