離乳食後期頃になると、少量ずつゴマを使えるようになります。ゴマには鉄分やカルシウムなどの、離乳食後期に意識して摂取したい栄養素が含まれているので、チャレンジしたい食材です。おやつのクッキーにゴマと味噌を練り込めば、美味しく栄養不足を解消できます。
※ゴマはアレルギーを引き起こすおそれのある食品です。まずは少量で様子をみて、ゴマアレルギーがないことを確認した上で、食べさせてください。
■適齢期:離乳後期(11ヵ月〜)
■塩分:0.1g(1食[3枚]分)
【材料】(3cmの大きさで15枚分)
・薄力粉:100g
・三温糖:30g
・味噌(料亭の味 無添加有機味噌):10g
・ごま油:10g
・サラダ油:20g
・白ゴマ:10g
・水:大さじ2
・クッキングシート:適量
※三温糖はキビ砂糖でも代用できますが、黒糖、黒砂糖は1歳までは乳児ボツリヌス症の危険があるので注意してください。
バターなしでもサクサクに!
【作り方】
(1)清潔なビニール袋に小麦粉と三温糖を入れ混ぜる。
サラサラなので、振ればOK!
(2)1に他の材料を入れすべてよく混ぜ合わせる。
モミモミ混ぜると楽しいですよ
(3)袋の中にひとまとめにして丸め、冷蔵庫で20分ほど寝かせる。
寝かせて生地をなじませます
(4)直径3cmほどの円形(楕円形でも持ちやすくて良い)になるよう手で丸め平たくつぶす。
つぶして、火が均一に通るように
(5)クッキングシートを敷いた天板に並べて、予熱で170~180℃に温めたオーブンで15分~20分程度、うっすらときつね色になるまで焼いたら出来上がり。
※トースターで焼くことも可能ですが、温度調節が難しいので、様子をみながら加熱してください(温度調節機能付きトースターの場合は、約180℃の設定で10分ほど)。
天板に並べて焼く
こんがり焼き上がりました
【ワンポイントアドバイス】
■1歳半くらいから、ビニール袋でもみ込むなどのお手伝いができるようになります。お子さんと一緒に作っても楽しいですね。
■細長い棒状にして焼けば、手づかみ食べ用クッキーにもなります。
■火を通しすぎると硬くなるので注意してください。
レシピ=小野友紀/武蔵野短期大学准教授。管理栄養士。乳幼児期の食をめぐる課題・食事援助のあり方などの研究を進めている。主な著書に『保育園の食事-離乳食から幼児食まで-』(芽ばえ社)など。