古今東西の漬け物を味わい尽くす
漬け物は、加工食品の中ではもっとも古い歴史を持つものであり、人間のつくったうれしい食の文化のひとつである。塩漬けから糠漬け、味噌漬け、酢漬け、粕漬け・・・などなど、日本はもちろん、世界のどの民族にも漬け物文化が存在し、漬け物なくして人類の食卓は成り立たない、と言っても過言ではない。素材も作り方もさまざまな「漬け物の世界」を、発酵学・醸造学・食文化研究の第一人者が食べ歩き、味わい尽くした一冊。
【主な内容】
序章 漬け物とは何か
第一章 漬け物の歴史
第二章 日本漬け物紀行
第三章 漬け物の民族学―外国の漬け物
第四章 「熟鮓」の不思議な世界
第五章 日本の魚介漬け物を食べ歩く
出版社:講談社
講談社学術文庫
発行年:2017年