夏の間、薬味として活躍していた紫蘇が実をつける頃になりました。紫蘇の実はこの時期だけのとっておきのごちそう。美味しい時期はわずかなのでちょうど良い熟れ具合で採り、味噌と合わせて紫蘇の実味噌を作ります。ほとんど熱を加えないようにして青味とプチプチ食感を残した味噌は、新米のご飯にのせて食べればおかわり必至!
紫蘇の実味噌の作り方
紫蘇の実は、早く採りすぎるとプチプチせず、遅すぎると口の中に繊維分が残ります。花が終わった後、1週間ぐらいしてから紫蘇の実をつまんでみて、膨らんだ部分がしっかりしており、それを包む緑の部分がしっとりしている時に採ります。膨らんだ部分がしっかりしていないのは採るのが早すぎ、膨らんだ部分を包む緑の部分が、水分がなくなってカサカサしていると遅すぎです。
【材料】
・紫蘇の実:穂からはずしてカップ1/2程度
・味噌:カップ1/2
・日本酒:大さじ1
・本味醂:大さじ1
・砂糖:大さじ1
※お好みで一味唐辛子を入れてピリッとさせても美味しいです。
ちょうど良い採り頃の紫蘇の実
【作り方】
1./紫蘇の実を穂ごと採り、指でしごいて穂から外す。この時、穂に小さな葉がついている場合は取っておいて包丁で切っておく。
穂からしごいて実を外す
2./ザルで1をよく洗い、水をはったボウルに入れ、1時間程度アクを抜き、ザルに上げて水を切っておく。
水に入れてアクを抜く
3./鍋に日本酒、本味醂、砂糖を入れ、沸騰させてアルコール分を飛ばす。その後味噌を入れ、やや固めになるまで常にかき回しながら弱火で煮る。
4./味噌が固めになったところで、火を止め、2を手で握って水を絞って投入し、かき回して出来上がり。紫蘇の実には火を入れないのがポイント。辛くしたい場合はここで一味唐辛子を入れる。
火を止めてから紫蘇の実を投入
プチプチ食感がたまらない!