こんにちは、発酵美容家のザイマリです。お彼岸は春分、秋分の日を中日とした前後3日を合わせた1週間のことをいい、春の彼岸は「ぼたもち」、秋の彼岸には「おはぎ」をお供えしますが、違いをご存知でしょうか?
・「ぼたもち」と「おはぎ」の違いって?
大きさ?こしあん?粒あんの違いなど諸説ありますが、実は同じものでその季節の花に合わせて呼び方が違うだけ。
「ぼたもち」は春に咲く牡丹になぞって「牡丹餅」、「おはぎ」は秋に咲く萩の花になぞって「御萩」が由来とされています。
・あずきを発酵させてあんこを作ろう!
「おはぎ」のあんこを手作りするとビックリするくらい砂糖を入れますが、あずきを発酵させて作るあずき麹は砂糖を一切使ってないのに、優しい自然の甘さのあんこになります。
あずきは浸水時間もいらず、煮る作業も炊飯器があれば簡単で、そのまま麹を入れて発酵させるので洗い物も少なくてすみます。
「おはぎ」は通常もち米とうるち米を混ぜたものを使いますが、今回はさっぱりとしたあんこに合わせていつものご飯の残りで作ることで、何個でも食べられちゃう「おはぎ」になりました。
●砂糖不使用あずき麹おはぎ
【材料】
・あずき:200g
・水:600㏄
・米麹 :200g
・残りご飯:適量
【作り方】
1./炊飯器に洗ったあずきと水400ccを入れ、普通に炊飯する(1回炊飯してあずきがまだ固かったら、もう1回炊飯する)。
1回炊飯、まだあずきが硬い
2回炊飯、指で簡単に潰れる
2./残りの水200㏄を入れ、あずきの粒を適度に潰しながら混ぜ、50~60℃くらいに温度を下げる。
お好みの粒加減まで潰す
3./米麹を加え、よく混ぜ合わせる。水分はなくなり、もったりしてますが大丈夫!
丁度良い餡の硬さになるポイント
4./濡れ布巾をかぶせ(フタはしないで)炊飯器の保温機能で仕込む。50〜60℃を保ち、途中2回ほど底からしっかり混ぜて6〜8時間ほど置いたら「あずき麹」の出来上がり。
麹の粒は見えるが食べると麹の粒感はなく「粒あん」の食感!
発酵が進むとねっとりしてくる
出来上がり! 麹の粒感はない
5./いつものご飯の残りを保存袋などに入れ、適度に指で潰す。潰したものを手で丸め、4の「あずき麹」で包み込めば、「あずき麹おはぎ」の出来上がり。
これだと手も汚れない
ザイマリ/完全紹介制食育エステティックサロンオーナー。エステティシャン歴12年。企業や団体への講演やセミナー講師・執筆業・食育指導など多岐に渡り活動中。